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ハリル「自らA代表に名乗り出てほしい」
EAFF E-1サッカー選手権 メンバー発表
E-1選手権のメンバー発表会見に臨んだハリルホジッチ監督
E-1選手権のメンバー発表会見に臨んだハリルホジッチ監督【スポーツナビ】

 日本サッカー協会は29日、都内で会見を開き、12月9日に開幕するEAFF E−1サッカー選手権2017決勝大会に臨む日本代表のメンバー23名を発表した。


 欧州組やACL(AFCチャンピオンズリーグ)を制し、クラブワールドカップ(W杯)に参加する浦和レッズの選手が招集できない中、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は初瀬亮、山本脩斗、三竿健斗、伊東純也、阿部浩之の5名をA代表に初選出。また、権田修一や金崎夢生、けがから復帰した清武弘嗣や大島僚太などが久々の代表復帰を果たした。


 ハリルホジッチ監督は「目標は優勝であるべきだ」「どの試合も勝ちにいくことを求めたい」としながらも、今大会を「Jリーグの選手たちにとっては、自分を見せてA代表に立候補する素晴らしい機会」と位置付け、「自らA代表候補に名乗り出ることを期待したい」と、選手たちに奮起を促した。


 日本は味の素スタジアムで9日に北朝鮮、12日に中国、16日に韓国との試合に挑む。

Jリーグの選手たちにとっては素晴らしい機会

ハリルホジッチ監督は「Jリーグの選手たちにとっては素晴らしい機会」と大会の意義を語った
ハリルホジッチ監督は「Jリーグの選手たちにとっては素晴らしい機会」と大会の意義を語った【スポーツナビ】

登壇者:

ヴァイッド・ハリルホジッチ(サッカー日本代表監督)


ハリルホジッチ コンニチハ。本日は23人のE−1サッカー選手権に出場するメンバーを発表する。Jリーグの選手たちにとっては、自分を見せてA代表に立候補する素晴らしい機会だと思う。そういった意味で選手たちは意欲的に、やる気を出してくれると思う。われわれにとって残念なことに、浦和の選手を呼ぶことはできなかった。来られないことは残念だが、代表のコーチングスタッフやメディカルスタッフ、すべての人たちを代表して彼らには「おめでとう」と言いたい。すばらしい成功・偉業を成し遂げた。10年ぶりに日本のチームがアジアで優勝したことをたたえるべきだと思う(実際は9年ぶり)。もちろん、浦和の選手にも来てもらいたかった。たくさんの選手が候補に入っていたし、直前に山口蛍のけがもあった。そういう意味で、作成していたリストが、直前に変わることになった。今回はホームでこの大会を戦うため、目標は優勝であるべきだ。そして、中国や北朝鮮といった他のチームはフル代表で来ると思うが、選手たちには決断力を持って意欲的にすべての試合を戦ってほしい。


 来年の地球規模の大会であるW杯に向けた準備であることも忘れてはならない。(W杯に向けて)最終ストレートに入る前の、最後のテストになる。今回は経験が豊富な選手と、まだ経験のない選手をミックスしてリストを作成した。初めて代表に招集される選手も少なくない。前回(大会)の、中国ではあまりよくなかったので、今回は全員にいい形で、ピッチに立てば意欲的にプレーしてもらえるようにしたいと思う。W杯への準備期間の中で、この大会で成功を収めることができれば素晴らしいことだと思う。浦和の選手、ホタルなどがここにはいないが、しっかりと優勝を目指して、成功を収めるべく努力をしなければならない。

代表でのプレーを見てみたい選手を選んだ

A代表初選出となった西、初瀬に関しては「攻撃面で面白い選手」と期待を寄せた
A代表初選出となった西、初瀬に関しては「攻撃面で面白い選手」と期待を寄せた【スポーツナビ】

 いつものようにリストを発表する。GKは3人。東口と中村はA代表にも招集している。権田は最初のころに招集した選手で、久しぶりの復帰となる。現在、最もコンディションがいいGKたちだと思う。GKに関しては、代表のGKコーチがクラブとコンタクトを取りながら、GK全員のレベルを上げようと努力している。ACLを含め、最近またパフォーマンスを取り戻していた西川(周作)を招集できないことが残念だ。


 サイドバック(SB)は4人。右に西が入ったが、彼は長い間見ている選手で、非常に攻撃面で面白い選手だ。ただ、日本人選手によく見られるのだが、デュエル(競り合い)の部分でパフォーマンスを上げてほしい。西を含め、優勝の可能性がある鹿島の選手たちは非常に高いパフォーマンスを今季見せている。代表に入ったときの西が見たいと思い招集した。そして質の高い、若い選手も呼んでいる。(初瀬は)すでに五輪代表(U−20日本代表)でもプレーしていて、まだまだ伸びしろがある選手だと思う。両足が使えて、いいキックを持っている。彼の場合も、守備よりも攻撃で面白い選手だ。代表の中で彼のレベルがどうなのか、どういったプレーをしてくれるのか見たいと思って呼んだ。初瀬はSBだけではなく、中盤でもプレーできる選手だ。


 車屋と山本は左サイドで呼んでいる。車屋はここ最近、代表に入っていて、試合のたびに成長が感じられる。彼は左利きであり、この代表には左利きの選手があまりいない。川崎も今季は非常に良いパフォーマンスを見せていて、本日の試合(J1第33節)に勝てば、逆転優勝の可能性も残しているチームだ。山本も長い間チェックしている。彼の場合は攻撃も守備もいいパフォーマンスを見せているが、どちらかと言えば、特徴は守備にあるかもしれない。ヘディングも強い。特に、北朝鮮と中国は空中戦に強いので、こういった特徴を持っている選手も必要だと思った。


 センターバック(CB)は4人。最近は代表でプレーしていた選手ばかりだが、今季川崎で素晴らしいシーズンを過ごしている谷口が復帰した。彼はセットプレーでも危険な存在になれると思う。得点も取っている。ゲームの予測という面でも、経験のある選手だ。ピッチに立ったときにそういう部分で貢献してほしい。昌子、三浦、植田は非常に若い選手で、これからも伸びる選手だと思う。この大会は彼らにとっても、自分たちを見せる機会だと思う。


 次に中盤。2、3カ月前からチェックしている三竿健斗を新たに招集した。彼はボールを奪える選手。そしてボールを奪ったあとのファーストパスも面白いものを持っている。力強さが他の選手よりあるかもしれない。彼も代表でどういったプレーができるのか見たいと思う。今野も復帰した。G大阪では左CBでプレーしているが、パワーと経験のあるこの選手を、代表ではボランチとして見たいと思っている。素晴らしいコンディションで戦ったアウェーでのUAE戦での大活躍を、私は忘れていない。井手口はずっと招集し続けている選手で、非常に質の高い選手だと思う。ただ、右にも左にも、前にも後ろにも行って頑張ろうとするので、そういったところは少し落ち着かせるべき部分があるかもしれない。そこは忍耐強く、われわれも彼の成長を見ながら続けていかなければならない。


 続いてより攻撃的な中盤だが、高萩は以前にも代表に入っていた非常にパワーのある選手だ。そしてけがによって長い間代表を外れていた大島と清武が復帰している。まだ彼らはトップコンディションではないかもしれないが、今回は直接彼らと話をしたいということもあって呼んだ。けがが少し多い選手たちだ。最終的にA代表に残るためにはトップコンディションでなければならない。今日現在で見せているプレーよりも、さらに高いものを見せないといけないという部分はあると思う。

代表に何が必要なのかを考えてリストを作成した

久々の代表復帰となった金崎については「他の選手と比較すると珍しくパワーがあり、アグレッシブにプレーする」と評価
久々の代表復帰となった金崎については「他の選手と比較すると珍しくパワーがあり、アグレッシブにプレーする」と評価【スポーツナビ】

 最後のFWにも新しい選手が入っている。柏の伊東だ。スピードがあり、仕掛けるタイプの面白い選手だと思う。違いを生み出せるタイプだ。90分間、繰り返しアップダウンができる選手であり、規律を守るタイプでもあるだろう。彼もまた、この代表でどうなるか見たいと思った。小林も非常にいいシーズンをすごしていて、得点王争いでも3位につけている。彼は高い位置でも低い位置でもプレーできるし、中央でもサイドでもプレーできて、違ったシステムでもプレーできる選手だ。自分でも点を取れるし、点を取らせることもできる。彼にとっても、A代表に立候補する場であると思う。


 倉田も最近はずっと代表に入っている。ブラジル戦、ベルギー戦はちょっとしたけががあったので起用しなかった。リズムチェンジ、スピードアップができる選手で、モダンサッカーで必要とされるそれらを持っている。ボールを持っているときと持っていないときの両方で動ける選手だ。普段はあまりそういったプレーを見せていないかもしれないが、ボールを止めてしまったら有効なプレーにならないと彼には伝えている。それができる選手であり、動いて前に進める選手だ。そして今回、川崎から新たに阿部を招集した。彼はサイドでもトップ下でもプレーできる。最初に50人のラージリストを作っていたのだが、その中でもチームとして良いパフォーマンスを見せていた川崎の小林や阿部を招集した。好調なチームからより多くの代表選手が出てくるということになる。阿部もリズムチェンジ、スピードアップができる選手だ。彼も代表の中で見てみたいと思った。


 そしてセンターFW(CF)。杉本と金崎。杉本については、以前からよく話をしているが代表に入っているし、これからもまだまだ成長する選手だと思っている。この代表で過ごす7〜10日間でさらに成長してほしい。そこで話をしっかり聞いてもらって、来年も成長してもらいたいと思う選手だ。そして金崎が復帰している。鹿島の他の選手も含め、いい戦いをして優勝に迫っている。前線でたくさん動く選手だ。他の選手と比較すると珍しくパワーがあり、アグレッシブにプレーする。CFとして、代表では中央でプレーすることを求めている。彼の場合はフィニッシュのクオリティーをさらに上げてほしいと思っている。たくさん動くので、最後のシュートの場面で少し疲れている部分もある。


 以上の23人を今大会に招集した。どの選手を招集するかはいろいろと悩んだが、代表に何が必要なのか、何が足りないかを考えてリストを作成した。招集できない状況の選手たち以外では、ベストメンバーだと思える編成だ。意欲と決断力を持っていい大会にしたい。


<メンバー23名>


GK:

東口順昭(ガンバ大阪)

中村航輔(柏レイソル)

権田修一(サガン鳥栖)


DF:

西大伍(鹿島アントラーズ)

初瀬亮(ガンバ大阪)

車屋紳太郎(川崎フロンターレ)

山本脩斗(鹿島アントラーズ)

三浦弦太(ガンバ大阪)

植田直通(鹿島アントラーズ)

昌子源(鹿島アントラーズ)

谷口彰悟(川崎フロンターレ)


MF:

三竿健斗(鹿島アントラーズ)

今野泰幸(ガンバ大阪)

井手口陽介(ガンバ大阪)

高萩洋次郎(FC東京)

大島僚太(川崎フロンターレ)

清武弘嗣(セレッソ大阪)


FW:

伊東純也(柏レイソル)

小林悠(川崎フロンターレ)

倉田秋(ガンバ大阪)

阿部浩之(川崎フロンターレ)

杉本健勇(セレッソ大阪)

金崎夢生(鹿島アントラーズ)

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