熱狂の日本シリーズで今シーズンも大詰め! 2017年のスポーツシーンを振り返る

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提供:JTカップ

プロ野球「日本シリーズ」はソフトバンクが日本一に! 2017年のスポーツシーンを振り返る 【写真は共同】

 11月も半ばを過ぎ、いよいよ2017年も残りが少なくなってきた。スポーツシーンも大詰めを迎えている。

 プロ野球では10月28日から「日本シリーズ」が行われ、今年の日本一が決定。サッカーJ1リーグは12月2日の最終節を前に、優勝争いが最後の最後までどうなるか注目だ。

 また国内ゴルフツアーでは、ひとまず先に女子が23日開幕の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(宮崎・宮崎カントリークラブ)で最終戦を迎え、今年の賞金女王が決まる。そして野球と同じく「日本シリーズ」を冠する男子は、「ゴルフ日本シリーズJTカップ」(東京・東京よみうりカントリークラブ)が30日から12月3日まで開催。今シーズンの賞金王とともに、今年の男子ツアー「真の王者」が決定することになる。

 今回は17年のスポーツシーンを振り返ってみる。

野球はソフトバンクが日本一に サッカーはW杯出場権獲得

 プロ野球のレギュラーシーズンはセ・リーグを広島、パ・リーグをソフトバンクがそれぞれ、2位に10ゲーム差以上つけての独走で優勝。しかし、クライマックスシリーズでは3位のDeNAが“下克上”に成功し最終決戦へと駒を進めた。ソフトバンクvs.DeNAとなった頂上決戦の「日本シリーズ」では、パの覇者・ソフトバンクが4勝2敗で軍配。最終戦となった第6戦では、ソフトバンク・内川聖一内野手の劇的な同点ホームランで追いつき、延長戦でDeNAを勝ち越しての日本一となった。

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は来年のW杯出場を決めた 【写真は共同】

 12月最初の週末に最終節を迎えるサッカーJ1リーグ。終盤は鹿島アントラーズと川崎フロンターレのデッドヒートが続く。最後に抜け出し、真の王者となるのはどちらのチームか。

 またそのサッカーではヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表が、来年開催のワールドカップ(W杯)ロシア大会の出場権を獲得。ホーム最終戦となった8月31日のオーストラリア戦では、ロシア行きを決める大事な試合で浅野拓磨、井手口陽介という2人の若手のゴールで白星を奪取。今までのW杯予選では1度も勝利したことがない相手に快勝を収め、日本中を熱狂させた。

五輪競技は若手の活躍が目立った

卓球界では17歳の平野美宇が中国勢に3連勝でアジア選手権優勝の快挙 【写真は共同】

 昨年のスポーツシーンは8月のリオデジャネイロ五輪(ブラジル)を中心に盛り上がりを見せたが、17年は2020年東京五輪に向けた「五輪サイクル」の1年目となった。10月28日には五輪開幕1000日前となり、いよいよカウントダウンも始まっている。その中で17年は、各競技で世代交代や若手の活躍が目立った年でもあった。

 卓球では1月の全日本選手権(東京)で17歳の平野美宇が女子シングルス初優勝。その勢いで4月のアジア選手権(中国・無錫)では、世界ランキング1位、2位、5位の中国人選手を破り、21年ぶりに日本人としてアジアチャンピオンになった。また男子では14歳の張本智和が快進撃。5月に行われた世界選手権(ドイツ・デュッセルドルフ)では、“日本王者”水谷隼を破ってシングルス・ベスト8に駆け上がった。当時13歳での8強入りは史上最年少でもあった。

21歳の桐生祥秀は日本人史上初の9秒台を記録した 【写真は共同】

 陸上競技では、6月の日本選手権(大阪)で18歳のサニブラウン・アブデル・ハキームが男子100メートル、200メートルの二冠を達成。8月の世界選手権(イギリス・ロンドン)でも、200メートル決勝に進出するなど大活躍を見せた。一方で、同大会の男子4×100メートルリレーで銅メダルメンバーとなった21歳の桐生祥秀は、9月の日本インカレで日本人史上初となる9秒台(9秒98)を記録。東京五輪に向けて、日本人最速の王者争いが激しくなりそうだ。

21歳の白井健三が世界体操で躍動 【写真は共同】

 体操競技では、内村航平が4月の全日本選手権個人総合(東京)で大会10連覇。しかし10月の世界体操(カナダ・モントリオール)では左足の負傷で大会7連覇を逃す。日本の“絶対王者”が離脱した中で、21歳の白井健三が銅メダル獲得と奮闘。また女子ではこちらも21歳の村上茉愛が種目別のゆかで日本女子としては63年ぶりの金メダルを獲得しており、若手の台頭が顕著に現れている。

ゴルフ界にも世代交代の波が

日本ツアーに参戦した畑岡奈紗が強さを見せている 【写真は共同】

 ゴルフ界においても若手世代の活躍が見て取れる。女子では昨年の「日本女子オープン」を17歳で制し、米国女子ツアーに参加していた畑岡奈紗が、9月に参戦した日本ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」を制し、翌週の「日本女子オープン」も勝利し連覇を飾っている。そのほか23歳の鈴木愛、川岸史果といった20代前半の選手たちも優勝、さらには21歳の柏原明日架、堀琴音、20歳の永井花奈らも賞金ランキングの上位に顔を見せるようになった。

松山英樹は「全米オープン」で2位タイの好成績。同年代の選手に刺激を与えた 【写真は共同】

 男子に目を向けると賞金ランクトップに立つ小平智、片岡大育、小鯛竜也といった20代後半の選手たちの活躍が光る。さらに注目なのが、25歳の今平周吾、24歳の時松隆光といった松山英樹と同世代の選手たちが今季優勝を奪ったことだ。米ツアーを主戦場にする松山は、年間3勝を飾り世界ランキングでもトップ10の常連に。また6月の「全米オープン」では、メジャー大会では自己最高となる2位タイにつけ、ますます日本人男子初のメジャー制覇に期待が高まった。その活躍に感化された同世代の選手たちが、今年は躍進を見せたと言っても過言ではない。

 現在、賞金王争いでは片山晋呉(44歳)、宮里優作(37歳)、池田勇太(31歳)といったベテラン勢も上位につけているが、彼らを追う若手選手たちによる世代交代にも注目だ。

 そんな世代間の争いにも注目が集まるツアー最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」。真の王者となる選手は誰か。そして3年後に迫る東京五輪で「日本代表」を背負う選手に近づくのは誰か。最後の最後まで見逃せない。

真の王者は誰だ! ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」

 今季の男子ツアー優勝者と賞金ランキング上位者にのみ出場権が与えられる「ゴルフ日本シリーズJTカップ」。今年も名門・東京よみうりカントリークラブで11月30日(木)〜12月3日(日)まで開催される。

 数々の名場面を生み出してきたこの大会。トップ選手たちのプレーに最後の最後まで目が離せない展開となるだろう。白熱する賞金王争いを制する選手とともに、今季の“王者の中の王者”が決まるメジャー最終戦。「最後の戦い。真の王者は誰だ?」



<テレビ放送予定>
日本テレビ系全国ネット
【大会3日目】
12月2日(土)13:30〜14:55(22局ネット 生中継)
【大会最終日】
12月3日(日)15:00〜16:55(31局ネット)
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