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伊東強化委員長「五輪で活躍する選手を」
サニブラウン、多田らが世界陸上代表に
世界選手権の日本代表に選出された(後列左から)サニブラウン・ハキーム、多田修平、北川貴理、山本聖途(前列左から)松田瑞生、鈴木亜由子、鍋島莉奈
世界選手権の日本代表に選出された(後列左から)サニブラウン・ハキーム、多田修平、北川貴理、山本聖途(前列左から)松田瑞生、鈴木亜由子、鍋島莉奈【写真は共同】

 日本陸上競技連盟は26日、8月にイギリス・ロンドンで開催される世界選手権の第1次日本代表選手を発表し、男子短距離のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)、多田修平(関西学院大)、ケンブリッジ飛鳥(Nike)ら19人を選出した。


 また、リレー種目の候補選手として桐生祥秀(東洋大)ら4人を発表。リレー種目の派遣については、国際陸上競技連盟より参加有資格国が発表された後に決定される。


 代表選手は25日まで行われていた日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)、10日、11日に開催された日本選手権混成競技(長野・長野市営)の結果によって選出。なお、日本選手権で3位以内に入り、今後行われる日本陸連が指定する大会で参加標準記録を突破した選手は、7月24日発表の第2次代表選手に追加招集される可能性が残る。


 以下は、会見での日本陸連・伊東浩司強化委員長と選手らのコメント。

伊東浩司強化委員長

 今回は1月1日からの参加標準記録期間となり、非常に短い期間となりました。19人という人数ですが精いっぱい頑張ってくれると思っています。参加標準を突破した選手は極力、ロンドンの地へ連れて行きたいという気持ちで選考させて頂きました。このロンドンが2020年に繋がる結果になればと思います。


(男子短距離の評価については)サニブラウン選手はユースカテゴリーの世界チャンピオンで、まだU20のカテゴリーかもしれませんが、シニアではウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)でさえ苦労していたと思います。ご存知の通り、昨日までの結果を受けて、私としては可能な範囲のラウンドまで進んでいってもらいたいという期待をしています。

 多田選手に関しては、昨年のケンブリッジ選手とまったく同じポジションになるかと思います。今、勢いに乗っていますので、怖さを知らず、思い切ったレースをしてもらいたいです。

 ケンブリッジ選手に関しては、昨年一気にブレークし、今季も春先から地力を着実につけて、4月、5月は追い風でのタイムしかでなくて心配でしたし、日本選手権の決勝では思い切ったレースができませんでしたが、着実に計画通り進んでいると思います。前回取れなかったラウンドをしっかりとクリアしてもらいたいです。

 飯塚(翔太=ミズノ)選手に関して。日本選手権決勝では彼の課題が出てしまいました。前半の速い選手に対して、若干遅れ気味になります。その課題をクリアすれば、準決勝の壁というのは超えられると。彼もU20の世界チャンピオンを経験しているので、期待しています。

 北川(貴理=順天堂大)選手に関してはダイヤモンドアスリートでしっかりと力をつけてきました。東京五輪への第1歩ということで、準決勝に進んで欲しいです。


(リレーの選考に関しては)北京五輪からずっと派遣が続いておりますが、今回は100メートル、200メートルと調整する必要があると思います。かなりの本数を走ることになるので、総合的なところで判断していきます。リオデジャネイロ五輪(以下、リオ五輪)でメダルを取れていますので、今回もメダルを目指して、新しい形の400メートルリレーを作り上げてもらいたいです。

 1600メートルリレーはこれから作っていかなければいけないチームだと思っています。昨年は16位となっておりますが、これから1試合、ないしは2試合を行って、15位、14位とひとつでも順位を上げて、他国の状況を見て、戦ってもらいたいです。


(チームの目標は?)チームの方針は東京で活躍する選手を選んでいくということで、参加標準を突破した選手を積極的に派遣することにしました。ここで入賞、メダルというのは、世界の選考が終わっていないので、それが分かってから判断します。今回は情報戦略チームを作りましたので、そこで各国のデータを累積して、チームミーティングし、壮行会の時にはチームとしてこうしようというのを発表しようかと思います。現時点では、今のパフォーマンスを本番まで維持し、成長させていって欲しいと思っています。

サニブラウン「世界の選手と渡り合えるように」

男子100メートルで急成長の多田修平(右)は準決勝進出を最低ラインに掲げた。左はサニブラウン・ハキーム
男子100メートルで急成長の多田修平(右)は準決勝進出を最低ラインに掲げた。左はサニブラウン・ハキーム【写真は共同】

■サニブラウン・ハキーム(東京陸協)/男子短距離

 今回、ロンドンの世界陸上には100メートルと200メートルの両方で出場できるので、片方に偏らず、両方で世界の選手と渡り合えるようにしたい。前回の北京では(200メートルの)準決勝で敗退してしまったので、今回はボルトも最後ということで、100メートルの決勝、200メートルの決勝でも戦えるように頑張っていきたいと思います。


■多田修平(関西学院大)/男子短距離

 今回の日本選手権では2位だったのですが、世界選手権の代表選手に選んでもらいありがとうございます。今回は、100メートルでは最低でも準決勝に進めるように。400メートルリレーではリオ五輪以上、金メダルを目指して頑張っていきたいです。


■北川貴理(順天堂大)/男子短距離

 2年前の北京の世界選手権ではリレーだけだったのですが、今回は念願の個人の出場となります。先日切った標準記録はギリギリだったので、それでは予選落ちしてしまうので、準決勝進出を目指して、練習していきたいと思います。


■山本聖途(トヨタ自動車)/男子棒高跳

 今回の世界陸上では、今年は自分の中で変化の年にしようと思っているので、何らかの変化を出していきたいと思っています。今年は自分が世界の舞台に立って5年目なので、そろそろその経験をいかして、意地でも入賞できるように頑張りたいです。


■松田瑞生(ダイハツ)/女子長距離

 初めて世界陸上という大きな舞台に立たせてもらいますが、アフリカ勢が強いと思いますので、最後まであきらめずに、自分らしく走りきりたいなと思います。


■鈴木亜由子(JP日本郵政グループ)/女子長距離

 日本選手権で課題と収穫があったので、来週からの合宿で、もうワンランク上のスタミナとラスト勝負のスピード、力強さの準備をして、上位にいけるように頑張りたいです。


■鍋島莉奈(JP日本郵政グループ)/女子長距離

 初めて立つ大きな舞台で、まずはしっかり自分らしい走りをするということ。それと、しっかり楽しんで世界の舞台を味わいたいなと思います。


※次ページに「陸上世界選手権 第1次日本代表選手一覧」

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