【NEW】村上会がIGF軍に圧勝 村上が藤原組長と握手 船木が青木に完敗 7年ぶりギブアップ負け

高木裕美

船木誠勝vs.青木真也 注目対決が実現

船木誠勝vs.青木真也という注目対決が実現 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 セミファイナルでは、船木誠勝vs.青木真也という注目対決が実現した。両者は「猪木―アリ40周年記念興行」となった16年9.3東京ドームシティホール大会でタッグ対決(青木&アレクサンダー大塚組vs.船木&鈴川組)。青木は4.5後楽園では、「昭和の関節技vs.平成の関節技」として船木の師匠である藤原喜明と一騎打ちを行い、15分時間切れの熱闘を繰り広げていた。

フットチョークで船木から一本

船木は青木のフットチョークにギブアップ 【写真:SHUHEI YOKOTA】

「指の先まで寝技師」という青木の構えに、船木はベテランならではの試合運びができず。ローキック、ミドルキックを放つと、青木は蹴り足をつかんでサブミッションに移行。腕ひしぎ逆十字固めの攻防から、船木が青木を持ち上げて切り返そうとすると、青木が足を絡めてフットチョークで捕獲。船木がたまらずタップしたため、まさかの結末の場内は騒然となった。

青木は「ISM」にも参戦アピール

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 全日本プロレスの10年4.11TDCホール「チャンピオン・カーニバル」決勝戦で鈴木みのるの裸絞めに屈して以来となるギブアップに、船木は「いい勉強、刺激になった。青木にはこのままプロレスに染まらず、行ってほしい」と完敗にも満足げな表情。一方、青木は「緊張感のある戦いだった」と船木戦を振り返りつつ、ISMとIGFの微妙な関係については「僕は両方でやっていきたい」と、ISMに参戦オファーをくれるようアピールした。

名タッグ“ジュニスタ”が復活白星

田中稔&金本浩二の名タッグ「ジュニアスターズ」がNEWマットで復活 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 かつて新日本プロレスでIWGPジュニアタッグ王座、全日本プロレスでアジアタッグ王座を獲得した名タッグ、田中稔&金本浩二のジュニアスターズがNEWマットで復活。進祐哉&中井光義組と対戦した。
 5分過ぎに金本が中井に顔面ウォッシュを放つと、客席は大興奮。稔も進にドロップキックを突き刺すとポーズを決め、自分たちのペースに引き込む。中井への合体キックから、稔が雪崩式ブレーンバスター、顔面蹴り、サソリ固めで捕獲すると、金本も進をアンクルホールドで捕らえ、見事な競演で白星をつかんだ。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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