【新日本プロレス】リコシェを倒したオスプレイがBOSJ連覇宣言 ライガーがヒロムに完敗も残り全勝を予告
最後のBOSJを明言しているライガーはヒロムに敗れ2連敗 【写真:SHUHEI YOKOTA】
昨年の凱旋帰国後、やりたい放題のヒロムに怒り心頭のライガーは、開始早々、掌底、トペコン、場外でのブレーンバスターといきなりの猛攻。だが、ヒロムはマスクに手をかけるなど不遜な態度を崩さず。
ライガーのケブラドーラコンヒーロ、ライガーボム、垂直落下式ブレーンバスターといった大技もカウント2でクリア。ならばとライガーは拳を握り締め、気迫のこもった掌底を狙うが、ヒロムはこれをかわすと、トラースキックからのTIME BOMBでフィニッシュを決めた。
ライガー「必ず全勝して代々木に帰ってきます」
「この後の試合、必ず全勝して代々木に帰ってきます。皆さん、最後まで応援よろしくお願いします!」と完全燃焼を誓ったライガー 【写真:SHUHEI YOKOTA】
一方、観客の大歓声を受けたライガーは「昨日、今日と負けてしまいましたが、この後の試合、必ず全勝して代々木に帰ってきます。皆さん、最後まで獣神サンダー・ライガーを応援よろしくお願いします!」と、まだ優勝の夢をあきらめていないことを訴え、完全燃焼を誓った。
ドラゴン・リーがAブロックで唯一の2連勝
ドラゴン・リーはマーティー・スカルを破りAブロックで唯一の2連勝 【写真:SHUHEI YOKOTA】
初来日ながら開幕戦で早くも観客の心をつかんだスカルは、この日もトレードマークの傘を持って入場すると、鳥のポーズで観客にアピール。リーのマスクのヒモ部分をセカンドロープに結びつけ、身動きを取れなくしたところにキックを連発するなど、小ずるい一面も見せる。だが、前日に宿敵・ヒロムを倒し、勢いに乗るリーは、スカルの反則攻撃にもひるまず、スパニッシュフライを繰り出すと、さらにコーナーに据えてのパタラス・エネル・ペチョで快勝。混戦模様のAブロックで単独首位に躍り出た。
タイチvsTAKAは世にも奇妙な戦い
タイチvs.TAKAの鈴木軍対決は試合時間10分中、両者が接触したのはわずか10秒程度という奇妙な試合に 【写真:SHUHEI YOKOTA】
数々のタイトルを獲得したタッグパートナーであり、TAKAタイチとして合同興行を開催するなど、公私ともに知り尽くした両者。ゴングが鳴ってもまったく動こうとせず、ようやく互いに手を差し出しても触れそうで触れないまま、ついに5分が経過。
【写真:SHUHEI YOKOTA】
怒りの内藤、ついにICベルトを破壊
棚橋の欠場に不満の内藤はICベルトを鉄製の階段に2度も投げつける暴挙 【写真:SHUHEI YOKOTA】
棚橋はアメリカ遠征での試合中に右腕を負傷。帰国後、都内の病院で「右上腕二頭筋腱遠位断裂」と診断され、ドクターストップがかかった。復帰は6.9後楽園大会からで、6.11大阪城ホールでのIWGPインターコンチネンタル王座戦も行われる予定だが、これに怒りをあらわにしたのが、王者・内藤だった。
内藤自身としてはタイガーマスクWとの対戦を熱望しながら、1.4東京ドーム大会ですでに返り討ちにしている棚橋とのタイトル戦が決定したことに、以前から怒りを爆発させていた内藤だったが、その棚橋が欠場となったことで、不満がヒートアップ。元から粗末に扱っていたICベルトを、この日は足蹴にしながら入場し、さらに鉄製の階段めがけて2度も叩きつけていく。
BUSHIはBOSJ公式戦を前にKUSHIDAから3カウント奪取 【写真:SHUHEI YOKOTA】
だが、白星にも腹の虫の収まらない内藤は、試合後もICベルトを鉄柱めがけて投げつける暴挙。衝撃で折れ曲がったベルトが、内藤の憤怒を代弁していた。
【写真:SHUHEI YOKOTA】