歴代2位で並ぶ鳥谷と金本監督を比較 1766試合連続出場、その道のりの違い
18日の中日戦で金本監督(写真右奥)と並ぶ1766試合連続出場を果たした阪神・鳥谷 【写真は共同】
ともに出場試合数を上回る安打を放つ
金本監督の連続試合出場期間中の打撃成績(データ提供:データスタジアム) 【ベースボール・タイムズ】
鳥谷の連続試合出場期間中の打撃成績(データ提供:データスタジアム) 【ベースボール・タイムズ】
両者の連続出場期間中の成績を比べると、本塁打数では金本の347本に比べて鳥谷は131本と半数以下だが、ヒット数では金本1854本、鳥谷1852本とほぼ同じ。あらためて金本のすごさを思い知るのだが、鳥谷も決して引けを取ってはいない。ともに試合数を上回るヒット数が偉大さを物語っている。
守備での“労働量”は鳥谷の方が上
鳥谷の連続試合出場期間中の守備成績(データ提供:データスタジアム) 【ベースボール・タイムズ】
金本と比べて、ヒット数では互角、本塁打数では大きく水を開けられた鳥谷だが、守備成績を見ると貢献度の高さが目に付く。
金本監督の連続試合出場期間中の守備成績(データ提供:データスタジアム) 【ベースボール・タイムズ】
元々、金本も走攻守三拍子そろった選手だったが、晩年は右肩痛のために満足な送球ができず、10年以降は代打のみでの出場が急激に増えた。それに対して鳥谷は類いまれな球際の強さで、黒土が映える甲子園のショートの位置で華麗なプレーを披露。15年、16年とミスが増えて衰えを指摘されたが、今季はサードにポジションを代えて再び安定したプレーを見せている。