【ノア】丸藤&谷口組がGHCタッグ初戴冠 小峠が北宮に逆転V コーディは潮崎に完敗

高木裕美

サラブレッド・コーディは潮崎の前に撃沈

潮崎はコーディに勝利 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 かつてレイザーラモンの名で活躍したスコット・ホールを父に持つサラブレッド、コーディ・ホールが潮崎豪と一騎打ち。長身を生かしたダイナミックなファイトを見せるも、元GHC王者の壁にはね返された。

 コーディは潮崎のショルダータックル、逆水平チョップを仁王立ちで受け止めると、その後もダイビングボディープレス、ラリアット、サイドバスターを炸裂。潮崎のローリング袈裟斬りチョップをナックルで迎撃してみせる。しかし、潮崎もフィッシャーマンズバスターで脳天からマットに突き刺すと、ショートレンジ豪腕ラリアットでフィニッシュ。物足りない手応えに、「赤点か合格点か、点数は自分で決めろ!」と奮起を促した。

ジュニアタッグ前哨戦は1勝1敗の五分に

GTLに向けて中嶋、大原も気合いをみなぎらせる 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 4.22新潟でのGHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合前哨戦は、1勝1敗の五分となった。

 中嶋勝彦、大原はじめ組vs.モハメド ヨネ、Hi69組によるタッグマッチでは、共に04年デビューのシングル王者コンビが強さを発揮。中嶋がヨネと激しいキック合戦を繰り広げる間に、大原がHi69をバックブリーカー2連発からのムイビエンで仕留めた。

「オレたちの世代でノアを盛り上げる。なぜならオレは止まらねぇ!」と勢いづく中嶋に対し、タッグ決戦を控えた大原も「新潟までの前哨戦で2人の腰を徹底的に痛めつけ、ダメージを引きずってもらう。腰の立たなくなった2人に地獄のコンビネーションをお見舞いする」とジュニア2冠王への野望をギラつかせた。

 石森太二vs.熊野準によるシングルマッチでは、熊野が奇襲攻撃で先手を奪うも、キャリアで勝る石森がテクニックで圧倒。熊野に450°スプラッシュをヒザ剣山でブロックされ、ベアハッグでとらえられるも、一瞬のスキをついて横回転エビ固めで丸め込み、3カウントを奪取。石森は「ちょっと手こずったかもしれないけど、新潟ではオレたちが必ず勝つ」と王座防衛を宣言した。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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