日本、米国戦へ“攻め”の姿勢を強調 決戦の地での前日練習では柵越え連発
先発の菅野は「球数制限は意識しない」
先発に指名された菅野。「本塁打を打たれるくらいならぶつけてもいいと思うぐらい」と攻めの投球を誓う 【写真は共同】
青木が“攻め”の姿勢の大切さを説くように、投手陣の中心である菅野も「(95球の)球数制限は意識しない。本塁打を打たれるくらいならデッドボールをぶつけてもいいと思うくらい」の“攻め”の投球をすると誓った。
アメリカ先発は技巧派右腕
アメリカの先発は昨季16勝を挙げている技巧派右腕ロアーク 【写真は共同】
アメリカの先発は昨年16勝の技巧派、タナー・ロアーク。小久保監督は同投手について「パワーピッチャーというよりもボールを動かしコーナーをついて打たせて取る印象」と話し、同投手が右腕だということで「打線のどこに左打者を置こうか」思案するという旨を述べた。
一方のジム・リーランド監督をはじめとするアメリカの面々は日本チームの印象について「規律が取れ、基本に忠実なプレーに徹しミスをしない」と持ち上げたが、個人名についてはメジャーでプレイする青木を周知しているくらいで、ほかの選手はほとんど知らない様子。事前のスカウティングという点では日本にアドバンテージがあるように感じられた。
過去のWBCでは1勝1敗
日本とアメリカのWBCでの過去の対戦成績は1勝1敗。一発勝負のWBCは勝負の予想を立てるのが難しいが、大会前の不安を払拭しここまで予想外の全勝で来た日本か、接戦を制しつつ徐々に調子を上げ初の決勝進出を狙うアメリカか。侍ジャパンの今大会での挑戦も佳境に入る。