大仁田、全日本に爆弾「オレのルールで」 アジアタッグV1戦ボイコットも辞さず
アジアタッグ王者として、全日本に爆弾を落とした大仁田 【ミカエル・コバタ】
全日本はさる12月7日、17年の年頭興行となる1.2後楽園ホール大会で、第100代アジアタッグ王者の渕正信&大仁田に、秋山準&井上雅央が挑戦すると発表したが、これに、大仁田が噛みついた。
ファイヤープロレス12.9埼玉・ふれあいキューブ春日部大会の試合後、大仁田は「秋山社長よ、よ〜聞けや! 11.27両国(国技館)では、渕さんの顔を立てて、全日本のルールに従ってやったけど、今度はオレたちがチャンピオン。タッグだから半分はこっちに言う権利があるだろ! 次の防衛戦は渕さんや秋山社長が、どう言おうと、オレはオレのルールでやらせてもらう。オレは全日本を離れてから、FMWを旗揚げして、28年間、ハードコアというスタイルを確立させて、それが世界中に広がった。そのオレがチャンピオンである以上、オレのやり方でやる。その意向は、PWF会長のドリー・ファンク・ジュニアにも伝えたし、ちゃんと手順は踏んだつもり。ルールは近日中に発表する。それを全日本がのめないなら、防衛戦は拒否する」と全日本に通告した。
大仁田が“邪道ルール”を要求するのは確実で、全日本及び、挑戦者のひとりでもある秋山社長が、どのような反応を示すか注目されるところ。
大仁田との一騎打ちをもくろむ矢口は第1弾で散る!
引退前にシングルを希望する矢口だったが、この日は大仁田から勝ち星を挙げることができなかった 【ミカエル・コバタ】
それに対し、真っ先に対戦の名乗りを挙げたのが雷神矢口だった。これまで、両者はアフガニスタンで一騎打ちを行ったことこそあれ、国内では1度もシングルで対戦したことがない(化身対決は除く)。そこで、矢口は、「大仁田がやめるまでに、どうしてもシングルマッチをやりたい」と決起したのだ。それを実現させるためには、タッグ戦で大仁田を破る実績が必要だ。
12.9春日部で矢口は橋本友彦、バッファローを従え、大仁田&保坂秀樹&HASEGAWAと、テキサスストリート・スクランブルバンクハウスデスマッチで対戦。
矢口は有刺鉄線バット、チェーンなどの凶器攻撃で大仁田を追い込むも、大仁田の毒霧噴射で形勢は逆転。バッファローが大仁田のサンダーファイアーパワーボムで3カウントを聞き、勝利はならなかった。
「今日は負けたけど、オレはあきらめない。これからも大仁田を追い込んで、来年10月までに必ず一騎打ちを実現させてやる」(矢口)
12月9日(金)埼玉・ふれあいキューブ春日部
<第1試合 シングルマッチ>
○寺尾利明
(7分8秒 バックドロップ→エビ固め)
●櫻井匠
<第2試合 6人タッグマッチ>
佐野直、ワイルドセブン、○レザーフェイス
(0分58秒 ハイキック→体固め)
●パンディータ、佐瀬昌宏、ガッツ石島
<再試合>
佐野直、ワイルドセブン、○レザーフェイス
(6分54秒 ギロチンドロップ→体固め)
パンディータ、●佐瀬昌宏、ガッツ石島
<第3試合 シングルマッチ>
○小林香萌
(7分54秒 フィッシャーマンズ・スープレックスホールド)
●日向小陽
<第4試合〜テキサスストリート・スクランブルバンクハウスデスマッチ〜さよなら大仁田第1弾・雷神矢口〜無制限1本勝負>
○大仁田厚、保坂秀樹、HASEGAWA
(13分42秒 サンダーファイアーパワーボム→体固め)
雷神矢口、橋本友彦、●バッファロー
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