“スー女”たちのマニアックすぎる相撲愛 力士と裏方さんの萌える関係とは?

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行司、呼び出しにも注目するスー女

“推しもうさん”に新十両昇進を果たした23歳の新星・小柳を挙げた山根は、なんと行司にも注目していると言う。盛り上がる座談会は、力士に留まらずさらにマニアックな方向へ進んでいく。

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司会 お相撲っていうのは力士だけでなくそれを取り巻くいろいろなキャラクターがいるんですけれども、他に裏方さん含めて「この人が推しメンだ」っていうのがあれば是非お願いしたいんですけれども。山根さん、どうでしょうか。

山根 木村晃之助さんですね。

司会 行司さんがきました。

山根 何が好きかっていうと、「(仕切り前の)手をついて!」っていうのがすごくしつこくて。本当にドSだなって思うんです。

能町 ちょっと怒っていますよね。

山根 怒り口調で言うんですよ。それがたまらないんです、大好きです。

司会 その間の力士さんとの駆け引きもいいですよね。「手をついて!」って言われて、つかない。「ついて!」、つかないって。

山根 なかなかつかないですよね、晃之助さんのときは。

能町 逆につかなくなっちゃう。

司会 行司さんネタ、他にどうですか?

能町 幕下の木村秀朗さん。彼は「残った、残った」の言い回しが今一番オリジナルの方です。私が思うに、文字に起こすと「ぬるぬるんた」。絶対に「残った」じゃない。「ぬるぬるんた、ぬるぬるんたーぬるぬるんた」。幕下中盤で裁くのでぜひ見てほしいです。ただ、これ本人に伝わってほしくないですね。意識して、変えてほしくないので……。
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 他に注目の裏方として、喜屋武さんは呼出の照矢を挙げた。好きな理由は「関係性萌え」。照矢は元々、2代目若乃花が興した間垣部屋の所属だったが、親方の病などのため13年に部屋が閉鎖され、当時幕下だった照ノ富士らとともに伊勢ケ浜部屋へ移籍した経緯がある。そんな元間垣部屋の絆が、仕切り前などに少しだけ垣間見えるシーンが「萌える」と言う。

 力士だけでなく、裏方にも楽しみを見出す彼女たち。行司、呼出にも注目して観戦すれば、取組の合間の時間を持て余すことはない。このスー女たちは、大相撲を楽しみ尽くしているようだ。
 マニア過ぎる話に花が咲いたスー女座談会。次回は、女子ならではの目線から語られた「大相撲生観戦」の魅力をお届けする。

(取材・文:藤田大豪/スポーツナビ)

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