【DDT】石川修司がディーノを下しV2に成功 HARASHIMAがエースの座死守へ怪気炎

高木裕美

竹下と大家が初一騎打ち じゃんけん大会は赤井沙希が優勝

カリスマ佐々木は、レフェリーをも巻き込んで、高梨を一蹴 【写真:前島康人】

 今年のユニット部門第1位を獲得したDAMNATIONのボス・佐々木大輔<第3位>は、高梨将弘<第4位>に完勝。勝つためにはレフェリーをも犠牲にする冷酷さで、高梨の必殺技タカタニックをしのぐと、ベトナムドライバーIIでフィニッシュ。「カリスマ」たるゆえんを見せ付けた。

竹下幸之介(右)と大家健が一騎打ち 【写真:前島康人】

 今年はKO−D無差別級王者になるなど大きく飛躍した竹下幸之介<第6位>は、大家健<第16位>と一騎打ち。「小学校の頃から憧れていた」という大家との念願の一騎打ちに、竹下は有刺鉄線バットの洗礼で腕から流血しながらも、炎のスピアーをカウンターのドロップキックで阻止。有刺鉄線バット上へのファルコンアローから、ジャーマンスープレックスでトドメをさした。

 試合後、竹下が「プロレスをメジャースポーツにするという気持ちは同じ。歩む道は違っても、競い合っていきたい」と訴えると、大家も「やる気と元気で頑張る」と、ガッチリと肩を組んだ。

じゃんけん大会は赤井沙希(右)が優勝。ディーノの持つEXTREME級ベルト挑戦へつなげた 【写真:前島康人】

 赤井沙希<第9位>はチェリー<第20位>との女のバトルには敗れたものの、試合後の「ドラマティック・ドリーム・じゃんけん2016」で優勝。次回11.23後楽園で、男色ディーノの持つDDT EXTREME級選手権への挑戦権を手に入れた。

「生き残り」を賭ける覚悟で、因縁の対決に臨んだ赤井だが、チェリーは熟女ならではのズルさと汚さを露骨に見せつけ、チェリートーンボムで圧勝。試合後も場外へ蹴り落とされるなど、さんざんな目にあった。

 だが、全試合終了後のじゃんけんバトルでは、16選手の頂点に立ち、見事優勝。ディーノからは「オスカープロモーションじゃない以上、NGなしで挑んでもらう」と挑発されるも、赤井は「美を競うとか、女性ならではのルールを自分から提案したい」と、王者がルールを決めるというEXTREME級の鉄則を無視して、アイアンマンに次ぐ新たな勲章獲りへ目を輝かせた。

2/2ページ

著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント