いよいよF1日本GPが開幕
ドライバーが語るレース展望と日本の印象
質問に応えるフェルスタッペン
質問に応えるフェルスタッペン【田口浩次】

 ついにF1日本GPがやってきた。第16戦マレーシアGPを終えたドライバーは、その晩のうちにクアラルンプールを出発し、月曜の朝に続々と日本の地を踏んだ。そして多くのドライバーが月曜日だけ、ほんのつかの間のオフを取り、火曜からは日本GPに向けた準備へと入っている。


 そんな中、マレーシアGPでワンツーフィニッシュを決めたレッドブルの2名、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペン、そして同じくマレーシアGPでキャリア初ポイントを獲得したルノーのジョリオン・パーマーに質問をするタイミングがあったので、鈴鹿への意気込みを聞いたのはもちろんだが、普段のレースとはまた違った話を聞いてみたところ、なんともドライバーの性格や個性を垣間見るような回答が返ってきた。


 まずは鈴鹿の印象と、今週末の展望についてそれぞれ聞いてみた。

「雨ならチャンスある」とレッドブル勢

フェルスタッペン:うーん、鈴鹿は特別だよね。僕が2014年に初めてF1マシンでフリー走行を走ったのも鈴鹿だからね。ここはすごく挑戦的なサーキットだ。1コーナーは進入スピードが速くて、それなのにコース幅は狭くて、ラインを少しでも外れると大変な典型的なオールドサーキットさ。でも、それがすごく楽しい。ドライバーの力量が試されるよ。ただ、今年はより経験を積んだ状態で鈴鹿入りできるから少し余裕があって、東京で日本の文化に触れるようなこともできた。鈴鹿でのレースをすでに経験していることで、今年はより自信を持って挑むことができるよ。


 週末の展望としては、ウエットレースなら僕たちのマシンは速い自信がある。僕たちのマシンはエアロダイナミクスが良くてウエットでも速いんだ。だから、雨ならいいだろうね。もちろん、ドライコンディションでも良い結果は出せると思う。ただ、残念ながらメルセデスと互角ではない。雨なら勝つチャンスが大いにあるよ。


リカルド:鈴鹿は大好きなサーキットのひとつだ。マレーシアはある種ラッキーだった。ハミルトンがリタイアしたからね。マレーシアと比較すれば、鈴鹿の方が僕たちのマシンとメルセデスのギャップは小さいと思う。もちろん賭けをするなら、予選はメルセデスの方が速いほうに僕も賭ける。でも、レースは違うね。かなり近づくと思う。タイヤやマシン状態でね。(メルセデスを)倒せれば最高だけどね。


 週末の展望は雨なら間違いなくいい。メルセデスは雨でも強いけど、雨なら僕たちの方が強いし勝てると思う。ただ、大雨は避けたいね。セーフティーカーなどの不確定要素が加わるからね。軽く濡れている状態は最高だ。ドライだと、勝つチャンスはあるけれどメルセデス次第だね。


パーマー:鈴鹿は走ったことがないから詳しくはないのだけど、誰もが素晴らしいサーキットだと言うね。そして日本GPでは数多くのドラマがあった。あと日本のF1ファンはすごく熱心だから、その雰囲気も楽しみたいね。


 この週末の展望はシーズン2度目のポイントを獲得すること。それが僕の個人的な目標だ。でもチームとしては、シンガポールGPでチームメートのケビン・マグヌッセンがポイントを獲得して、マレーシアGPでは僕が獲得した。日本GPではダブル入賞できれば最高だね。雨の予報があるけれど、雨ならば僕たちにもさらなるチャンスが生まれると思う。


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 レッドブルの2名は雨ならば勝つチャンスがあると自信を持っていて、メルセデスとの差はマレーシアほど広がらないと言っていた。実際、強がりというより、日本GPにおけるレッドブルのマシンは非常にシャシーとのマッチングが良く、エンジンパワーがまったく勝負にならなかった14年と15年こそ表彰台はないが、09年から13年の5年間は4勝し、表彰台にはチームで7回上っている。雨ならばメルセデスより速いと豪語するのも納得がいく。


 そしてルノーのパーマーも、マレーシアGPで初ポイントを獲得しモチベーションは上がっている。彼もまたドライでは厳しいが、ウエットならば十分入賞のチャンスはあると自信を見せた。

田口浩次

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