元全日本・狩野舞子が新天地で始動 「これがラストチャンスだと思った」
寺廻監督「最後に思い切りバレーをやってもらいたい」
まずは彼女の経験が第一。そして、つなぎのプレーなど、総合的に非常に優れたプレーヤーです。ただ若干ブランクというのもありますので、まずはしっかり体をつくって、良い状態になれば、うちのチームにとって必ず素晴らしい戦力になると信じています。総合力、センスあふれる全盛期の狩野舞子のプレーができるよう、こちらもしっかりサポートしたいと思います。
――狩野選手にどんな言葉をかけて口説き落とした?
これはあくまでも自分の想像の域を脱さないですが、彼女の久光での終わり方は、ひょっとしたら彼女がバレーを終わるのにふさわしくないのではないかと思っていましたので、ぜひ最後に思い切りバレーをやってもらいたい、と。
高校時代からプレーを見ていたものですから、うちにきてどれだけできるかというのは未知数ですが、彼女が本当に「バレーをやりきった」ということができれば、それが幸せなんじゃないか、ということは言ったと思います。
これからは経験を伝えていく立場に
Vプレミアリーグ女子大会の開幕は10月30日。新たな狩野舞子の挑戦が始まる 【田中夕子】
「まずはコートに立てないと話にならない。しっかり体をつくって、チームの力になりたいです」
Vプレミアリーグ女子大会の開幕は10月30日。ロンドン五輪、セッターでのプレー、休養期間を経て、どんな狩野舞子が見られるか。新たな挑戦が、再び幕を開ける。