イチローは先発出場すれば打つ! 2安打重ね3000安打へあと4本
ホームでのチケット売り上げも好調
この試合は2安打を放ち、3000安打まであと4本としてホームへ戻る 【Getty Images】
マーリンズの広報によれば、すでに22日からのメッツ3連戦のチケットは、「かなり売れている」とのこと。さらにこう教えてくれた。
「イチローの3000安打までの残りの本数がさらに少なくなれば、当日になって球場に来る人も増えると考えられるので、満員になると予想しています」
スタメンの日にしっかり安打数を増やせば、大台がよりくっきりと見え、さらに人を呼ぶに違いない。
6月以降の先発出場で4割近い打率
この日が今季33試合目のスタメンだったが、141打数49安打で打率3割4分8厘。1試合平均1.48本というヒットを放っている。
6月以降では、17試合に先発出場し、74打数29安打で3割9分2厘とハイアベレージだ。1試合平均は1.71本!
これだけヒットが出るというのは、体の状態もいいのだろう。17日、カージナルス戦で3安打を放った試合後、「本当のこと言えないな。あるけどね、明確にあるけどお伝えできないです」と意味深な言葉を残したが、悪いはずがない。
メディアの数も増え、注目度は増す一方。プレッシャーがあっても不思議ではないが、「もう何回もこういうことを経験している」とイチロー。周囲の盛り上がりに惑わされることなく、変わらない自分がいる。彼の強みがここで発揮されている。
さて、チームも後半は5勝2敗。ナ・リーグ東地区首位のナショナルズに4.5ゲーム差に迫っている。
イチローの安打数が3000安打に迫ると同時に、チームも着実に勝ちを重ね、上位に迫っている。記録と勝ちが、いい形で連鎖している形だ。
このまま2つが連動すれば、楽しみなシーズン終盤となりそうだ。