【CS出場チーム紹介①】宇都宮ブレックス「伝統の守備とパワーアップした攻撃で3度目の栄冠へ」

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リーグ全体1位でチャンピオンシップに臨む宇都宮 【(C) B.LEAGUE】

 レギュラーシーズン上位8チームによる「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24」がいよいよ幕を開ける。本稿ではチャンピオンシップの出場チームを紹介。1チーム目はレギュラーシーズンでトップの勝率を残した宇都宮ブレックスをピックアップする。

 2022-23シーズンは不本意なシーズンだった。32勝28敗で東地区3位。佐々宜央ヘッドコーチが指揮官に就任して挑んだ新たなチャレンジは、Bリーグ発足後初めてチャンピオンシップ出場を逃すという結果に終わった。

 しかし、2023-24シーズンの宇都宮ブレックスは、その無念を晴らすかのように見事な戦いぶりを披露。クラブ記録の21連勝を打ちたて、一番乗りで「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24」出場を決めた。

 リーグ屈指の強固なディフェンスは今シーズンも健在で、第35節終了時点での1試合平均失点はリーグ1位となる「69.5」。守備に関しては昨シーズンもB1で2番目に少ない72.1失点を記録したが、得点力不足が白星を伸ばせない要因でもあった。在籍2年目のグラント・ジェレットは、昨シーズンに比べ、チームとして自信を持っている点についてこう語る。

「シュート確率の部分です。今シーズンは確率が悪くないですし、連動性のあるシュートを打てています。チームとしていいオフェンスを演出できているという感触があります」

 1試合平均得点は、昨シーズンよりも約7点多い81.2点。2ポイント成功率は49.1パーセントから55.0パーセントまで伸びた。3ポイントでは個人ランキングでトップに立つ比江島慎に加え、遠藤祐亮も40パーセントを超えており、渡邉裕規による“ナベタイム”も昨シーズンより多く発動されている印象だ。

 チームは3度目の地区優勝を達成。全体1位とセミファイナルまでのホーム開催権を獲得した。「ここからがまた違った世界」(佐々HC)。伝統の守備とパワーアップしたオフェンス力、そして頼もしいファンとともに、“BREX NATION 一丸”で3度目の栄冠をつかみにいく。

■KEY PLAYER/PG・SG #25 D.J・ニュービル

レギュラーシーズンでは幾度となくビッグショットを沈めた 【(C) B.LEAGUE】

 互いのレベルが拮抗し、ある程度の戦術も理解している状況になればなるほど、“個”で打開する力が必要になる。今シーズン、比江島慎に並ぶダブルエースとして名乗りを上げたのがD.J・ニュービル。史上初の2カ月連続月間MVPにも選出されたコンボガードは、ここまで全58試合に出場して平均16.7得点をマーク。アシストとリバウンドでも貢献しているが、相手にとって厄介なのは膠着状態を打破できるオフェンススキルと勝負強さといえるだろう。

 2021-22シーズンの優勝時は、比江島の個人技がリーグ制覇をもたらした。今回の勝敗を決する最終局面では、宇都宮に新たな風を吹き込んだニュービルにも期待せずにはいられない。

文=小沼克年
構成=バスケットボールキング
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