【WRESTLE-1】 “自由すぎる王者”KAIが初防衛 ムタが“イケメン”を魔界に連行!?
KAIは芦野に辛くも勝利
KAIは芦野の挑戦を退け初防衛に成功 【横田修平】
メインイベントのWRESTLE-1チャンピオンシップでは、王者KAIが、昨年デビューの芦野祥太郎を退け初防衛に成功。8.11横浜文化体育館大会でV2戦を行う権利を手に入れるも、自由すぎる言動で周囲を困惑させた。
5.4後楽園大会で王座に返り咲いたKAIは、あまりにも「自由をはき違えた」言動や、数々のインディー団体への乱入で、これまでの王者像を破壊。「自称WRESTLE-1のエース」時代に、まったく観客から支持されなかったトラウマを払拭したかに思えた。
デビュー間もない芦野に苦しめられたKAI 【横田修平】
初防衛に成功したKAIは、6.15新宿FACEで開幕するトーナメントに対し「オレが優勝者の挑戦を受けるかどうかは自由。じっくり考えたい」とセオリーを無視。「オレはまだまだ自由に突っ走ります。誰がこの自由を止められるのか。止められるヤツは出て来い!」と呼びかけるも、選手からは全無視されたため、まだ残っていた観客を強制的に巻き込んで「行くぞーっ! 1、2、3、自由だ!」で締めた。
タッグ王座初戴冠で中之上「熱い試合をしたい」
中之上&岡林組がタッグ王座初戴冠 【横田修平】
中之上がつかまる苦しい展開から、10分過ぎには岡林と火野が、血と肉がほとばしるような激しい逆水平チョップ合戦へ。岡林はダブルのラリアットで王者組をなぎ倒すと、KAZMAをパワーボムで投げ捨て、ふがいない中之上に張り手でゲキ。岡林のゴーレムスプラッシュ、中之上のダイビングエルボードロップの連係を決める。岡林が火野のラリアットでダウンさせられると、中之上もすかさず火野をラリアットで場外へ追いやり、孤立したKAZMAにローリングエルボー2連弾、ナックアウェイとたたみかけて、ついに勝利をつかんだ。
互いの腰にベルトを巻いた新王者組は「これからも熱い試合をしたい」(中之上)「どんどん上を目指す」(岡林)と、さらなる高みへ上っていくと誓い合った。