FMW軍2連勝 UWF軍は新戦力・中野巽耀を投入へ
FMW軍に2連敗を喫し追い込まれたUWF軍は第1次UWF生え抜き“燃える男”中野巽耀の投入を決断 【ミカエル・コバタ】
4.27後楽園で開戦したFMW軍とUWF連合軍の対抗戦は、5.14新木場で第2ラウンドを迎えた。メーンイベントで組まれたのは、大仁田&雷神矢口&NOSAWA論外&保坂秀樹(FMW&W★INGモンスター連合軍)vs.高山善廣&長井満也&池田大輔&アレクサンダー大塚(UWF連合軍)の一戦。
ルールは、大仁田が提案した通常ルールにエニウェアを加えたもの。6日の会見で大仁田は「俺は通常ルールで、きれいな体で行く。ただし、ほかのヤツらが(凶器を)持ち込むことには関知しない」としていた。その言葉通り、大仁田は何も手にしていなかったが、矢口と保坂が有刺鉄線バット、論外はギターを持ち込んだ。
予告通り格闘スタイルで臨んだ大仁田だったが…
予告どおり“丸腰”の格闘技スタイルで臨んだ大仁田だったが… 【ミカエル・コバタ】
大仁田は高山のギター攻撃で窮地に陥るも、池田に毒霧を噴射し形勢逆転。すかさず、矢口が有刺鉄線バットで一撃し、池田から3カウントを奪った。納得いかない池田が大仁田に突っかかると、両軍入り乱れて大乱闘に発展。
収拾が付くと、論外が「インチキUWF、船木(誠勝)はどうした? 船木を呼べよ! ほか誰もいねぇのか? 次は誰だ?」とマイク。続けて、大仁田が「Uと呼ばれたオマエさん方、生き方に定義はないんじゃ!」と叫ぶと、高山が「俺らの定義はあるんだよ。俺らの定義を体現する先輩を連れてくる! 覚悟しとけ」と応酬し、UWF軍は退場。
バックステージで高山は、「次、UWFの先輩を連れてくる。純粋なUWF戦士第1号の“燃える男”中野巽耀だ!」とコメントし、第1次UWF生え抜き第1号戦士・中野の投入を宣言した。
大仁田は「船木、逃げるなよ!」と挑発
“たまたま”落ちていた毒霧でUWF軍を返り討ちにした大仁田は「全試合ノーロープ有刺鉄線デスマッチ」を要求 【ミカエル・コバタ】
さらに、大仁田は「船木、逃げるなよ! 俺は小さな会場だからといって、新木場をバカにしない。新木場だからってバカにしてんじゃない。船木、つがるプロレスに出たんだから、新木場に出たっていいだろ。つがるプロレスは100人しか入らないけど、悪いけど、ここは小さいけど380人超満員札止めだ」と、この日出場しなかった船木を挑発。
そして、「Uにプライドがあるなら、俺たちには意地がある。オマエらに意地があるなら、6.21後楽園はオールスタッフで誰が来ようが構わない。中野さんよ、ウエルカムFMW。お待ちしています」(大仁田)と迎撃宣言。
FMW軍の2連勝となった全面対抗戦は、6・21後楽園で第3ラウンドを迎えるが、大仁田の「全試合ノーロープ有刺鉄線」との要求に、UWF軍がどうアンサーを出すのか注目が集まる。
■超戦闘プロレスFMW「ゴールドラッシュ2016」
5月14日(土)東京・新木場1st RING 観衆380人(超満員札止め)
<第5試合 FMWvs.UWF エニウェア8人タッグマッチ 無制限1本勝負>
[FMW&W★ING連合軍]大仁田厚、○雷神矢口、NOSAWA論外、保坂秀樹
(13分00秒 有刺鉄線バット攻撃→エビ固め)
[UWF連合軍]高山善廣、長井満也、●池田大輔、アレクサンダー大塚
<第4試合 FMWvs.UWF 45分1本勝負>
[UWF連合軍]佐野巧真、○冨宅飛駈
(10分44秒、胴絞めスリーパーホールド)
[FMW&W★ING連合軍]●リッキー・フジ、橋本友彦
<第3試合 FMW女子プロレス 30分1本勝負>
○ミス・モンゴル、さちこYOKOZUNA、ライディーン鋼
(12分27秒 逆エビ固め)
花月、●あきば栞、勝愛美
<第2試合 20分1本勝負>
○菊タロー
(14分46秒、首固めを切り返す→エビ固め)
●パンディータ
<第1試合 バトルロイヤル(6人参加) 時間無制限>
○W★ING金村
(10分54秒 金の字フラッシュ→片エビ固め)
●木更津ピエロ
退場順=ワイルドセブン、雷電、HASEGAWA、戸井克成、木更津ピエロ
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