長与千種の新団体マーベラスが旗揚げ戦 “ドラマティックな女子プロレス”を展開
オープニングで華原朋美さんが熱唱
長与千種の新団体「マーベラス」が旗揚げ戦 【佐瀬順一】
オープニングでは歌手の華原朋美さんが熱唱 【佐瀬順一】
「ドラマティックな女子プロレス、解禁」というキャッチフレーズ通り、まるでドキュメンタリー映画を観ているようなオープニングからスタートしたマーベラスだが、所属選手と共にステージに並び立った長与代表は「皆さん、やっと…やっと…やっとこの日が来ました。ご来場ありがとうございます! うちの選手、昨日ほとんど寝ていません。みんな各々がいろいろな形で緊張しております。この緊張感がたまらなく大好きです! 今日やっと新たな扉を叩きます」と高揚した様子であいさつした。
デビュー戦の門倉凛は浜田文子を本気にさせる
デビュー戦の門倉凛が浜田文子に正面から向かっていった 【佐瀬順一】
文子は終始余裕の試合運びだったが、ボディスラムを狙ったところで門倉が逆にボディスラムで叩き付けていくと、セコンドについていた長与代表や彩羽が大喜び。これに文子はカチンと来たのか、逆片エビ固めで追い込んでからムーンサルトプレスを投下。誰もが勝負あったと思ったが、門倉は何と肩をあげてみせる。
これには文子はもちろん、門倉のセコンド陣も驚きの表情を隠せない。さらに門倉はパワーボムを狙った文子をウラカン・ラナで丸め込み、逆にカウント3寸前まで追い詰める。だが、これで余裕が消えた文子はバックドロップからもう一発完璧なムーンサルトプレスを投下して3カウント。
KAORU、渡辺智子らがドラマティックな戦い
新人の桃野美桜は木村響子にシングルで挑む 【佐瀬順一】
必死に耐える場面が多かった桃野だったが、エルボーとドロップキックを返すとUSA大会でも見せたダイビング・クロスボディーを決めてみせたが、ガムシャラに突進したところに木村がカウンターのビッグブーツを叩き込んで3カウント。返り討ちにされてしまった。
かつてGAEA JAPANで里村明衣子をはじめ、数々の名レスラーを育て上げた長与千種だが、門倉と桃野を見ると再び長与代表が“ドラマティック”な女子プロレスラーを育てようとしていることが分かる。しかもドラマティックなのは新人だけではない。
長与に憧れていた渡辺智子がマーベラスに入団。旗揚げ戦で伊藤薫と対戦した 【佐瀬順一】