【新日本プロレス】SANADAが“聖地”後楽園で鮮烈白星 オカダを絞め落とし猛アピール

スポーツナビ

新日本プロレス初登場となったSANADAはオカダを絞め落とす鮮烈デビュー 【横田修平】

 新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2016」が23日、東京・後楽園ホールで開催され、5.3「レスリングどんたく」前哨戦、NEVER無差別級6人タッグ選手権試合などが行われ、超満員札止めとなる1718人を動員した。
 メインイベントではCHAOSとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンがスペシャルイリミネーションマッチで対戦。SANADA(真田聖也)が“聖地”後楽園ホールでのデビュー戦を鮮烈に飾った。

オカダはSANADAとドロップキックで場外転落

自ら場外に落ち失格となった内藤 【横田修平】

 通常のタッグマッチルールに加え、トップロープを越えて場外に転落した場合も失格となるオーバー・ザ・トップロープ・ルール。内藤哲也は石井智宏と激しくやり合うが、エプロンサイドでの攻防から、突如自ら場外に下りて失格。すかさず石井の足をつかまえ、EVILのラリアットで場外に突き落とし道連れ。「レスリングどんたく」でIWGPヘビー級王座を争う両者があっさりと退場となった。

ドロップキックでオカダを場外に突き落としたSANADA 【横田修平】

 その後は後藤がEVILをGTR、牛殺しから場外に落とし退場させるが、BUSHIの毒霧をくらって場外に転落。オカダもエプロンでBUSHIとやりあっているところを、SANADAのドロップキックで場外に落とされ、まさかの失格となってしまう。

「Skull End」で新日本マット初勝利 【横田修平】

 CHAOSで1人残ったYOSHI−HASHIは1対2の状況の中、孤軍奮闘。BUSHIをギブアップに追い込み、SANADAにもかち上げラリアット、パワーボムからスワントーンボムでフィニッシュを狙うがEVILが阻止。SANADAは雪崩式ブレーンバスターで投げると、ハワイアンスマッシャーから「THiS iS iT」改め「Skull End」でギブアップを奪い、白星を奪った。

救出に入ったオカダをSkull Endで捕獲

【横田修平】

 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンはこの日も制御不能の大暴走。試合が決まっても技を離さないSANADAに対し、オカダが救出に入るも、SANADAがSkull Endで捕獲。石井はBUSHIの毒霧、後藤もEVILでKOされ、CHAOSは全滅してしまう。
 ぐったりして動けなくなったオカダを踏みつけた内藤は「俺の初防衛戦がなんで石井なのか、俺には理解できないけど、決まってしまったからには、博多のお客さんに失礼になっちゃうから、ちゃんとタイトルマッチやるよ。でも石井、やってやっから、5月3日の博多までトランキーロ、あせんなよ!」と勝ち誇ると、セコンドの外道をつかまえSANADAがSkull Endで絞め落とした。

エルガンが王座初防衛で前哨戦制す

【横田修平】

 セミファイナルのNEVER無差別級6人タッグ選手権では、「レスリングどんたく」でIWGPインターコンチネンタル王座を争うオメガとエルガンが激しくやり合った。オメガのヒザにエルガンもラリアットで反撃。オメガはコールドスプレーも持ち出すも、ファレに誤爆させると、とり上げてオメガにスプレー噴射。棚橋とヨシタツが場外プランチャでオメガとファレを足止めする間に、エルガンが裕二郎をエルガンボムで仕留め、バレットクラブを退け初防衛に成功した。
 試合後、エルガンがベルトをアピールすると、オメガもIWGPインターのベルトを掲げ、にらみ合った。

ライガーがKUSHIDAから3カウント

【横田修平】

 第4試合では、NEVER無差別級選手権の柴田勝頼と永田裕志、IWGPジュニアヘビー級選手権のKUSHIDAと獣神サンダー・ライガーがタッグで激突し、それぞれの相手に意地のぶつけ合った。
 柴田はタッチを受けてもライガーを無視してコーナーの永田にキックを見舞うと、ナガタロックも見せ挑発。永田のエクスプロイダーにジャーマン、武者返しで反撃する。KUSHIDAはライガーの左腕を徹底攻撃。アームロックで捕らえると、柴田も永田をコブラツイストで捕獲する。
 残り時間3分となり、引き分けかと思われたが、ライガーはKUSHIDAの腕折りを切り返し、電光石火の逆さ押さえ込みで3カウント。あっけに取られるKUSHIDAにベルト奪取をアピールした。一方の柴田と永田は、試合が終わってもはエルボー、張り手合戦で激しくやり合った。
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