小久保監督「先発は菅野、4番は中田」=侍ジャパン強化試合前日会見
前日会見で握手をかわす侍ジャパン・小久保監督(左)とチャイニーズ・タイペイ洪監督 【写真は共同】
練習では、4番を明言された中田が鋭い当たりを連発するなど状態の良さを見せた。また先発のマウンドに立つ菅野智之(巨人)は軽い調整で汗を流し、「投げるのは短いイニングなので、強化試合とはいえWBCへ向けたアピールをしたい」と口にした。
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「1年後を見据えた戦いをする」
――まずは今回の2試合を戦うに当たっての意気込みを教えてください。
小久保監督 今年初めてメンバーが集まりますので、野手含め現時点で日本のトップ選手が集まっていますので、名古屋、大阪ともにチケットの売り上げも好調だと聞いていますので、たくさんのお客さんの前で勝てる試合をしたいと思います。
洪監督 みなさんこんにちは。喜んで今回の大会に参加させていただきます。チャイニーズ・タイペイのチームも早い段階から準備してきました。日本と同じく台湾のトップレベルの選手を集めてきました。日本の実力は高いと思っていますが、負けないように戦っていきたいと思います。
――それぞれミーティングで確認したことは?
小久保監督 ちょうど1年後にはWBC本戦が始まりますので、そこで対戦する可能性が高いチャイニーズ・タイペイということで、その辺は1年後をしっかり見据えた戦い方をすると選手には伝えました。
洪監督 日本選手のいいところを注意しないといけないし、弱点があればそれを見つけてほしいと選手には伝えています。
――それぞれの印象を聞かせてください
小久保監督 日本で活躍している台湾の選手もいますし、非常にレベルの高いチームだと思っています。お互いにアジアの野球という形で非常に似ていることもあると思いますので、2試合ですが選手にとっては貴重な試合になると思います。
洪監督 まず日本は細かいという印象があります。投手も攻撃も守備もすべての面で細かく練習しています。特に投手についてはスピード、コントロールともチャイニーズ・タイペイの投手より優れていると思います。逆にチャイニーズ・タイペイは打撃に自信がありますので、選手には日本の投手から多くの点を取れるように頑張れと言っています。