圧巻の強さ! サトノダイヤモンド ダービー想定オッズ2番人気に浮上
競馬専門紙「優馬」の3歳馬チェック
圧巻の強さで一気にクラシック戦線の主役へ サトノダイヤモンド
★9つ評価のサトノダイヤモンドがきさらぎ賞を完勝(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
サトノダイヤモンド 牡 馬体重:498kg(-2)
騎手:C.ルメール 厩舎:(栗) 池江寿
生産: ノーザンファーム
父:ディープインパクト
母:マルペンサ(Orpen)
初勝利時の評価:★★★★★★★★★ 9点〔GIクラス〕
9頭立ての大外枠から中団にポジションを取ると、道中は終始抜群の手応えで追走。勝負所でも馬なりのまま前との差を詰めていき、軽く仕掛けただけでアッサリと突き放してしまった。勝ちタイムはレースレコード、前半1000m通過が59秒8でラスト3Fが11秒7−11秒9−11秒3。最後まで余力を残して加速と非常に評価できる。過去3戦全てでメンバー最速の上がり3Fをマークしているレプランシュより速い上がりを使えている点もまた高評価。
日本ダービー 想定単勝オッズ
1番人気 リオンディーズ 4.0倍
(↑)2番人気 サトノダイヤモンド 4.5倍
3番人気 ハートレー 5.5倍
4番人気 スマートオーディン 7.0倍
5番人気 マカヒキ 9.0倍
長所
とにかくレースぶりやそのパフォーマンスに安定感がある。高い能力とセンスの良さが際立っているのは相変わらず。力強いフットワークから馬場が荒れてきた開催後半でも問題のないタイプでもあるし、その一方で今回のような馬場でも問題はなかった。
短所
全体的なレベルは高い馬だが、あえて弱点というべき点を挙げるなら、能力に尖った点がないことだろうか。乗りやすくてどんな競馬でもできるタイプが故に流れに合わせてしまい、爆発的な末脚を持つ馬に差し切られたり、スタミナのある逃げ馬を捕らえられなかったり…。考えられるのはそんなケースだろうか。