後楽園が満員にならなかったら解散! 大仁田「リングを死守しないと……」
満員のお客さんに見てもらうため全精力傾ける
解散の“合意書”にサインした大仁田(右)らFMW軍 【ミカエル・コバタ】
昨年12.22後楽園の試合後、大仁田厚が「2.26後楽園が満員にならなかったら解散する覚悟で臨む」と発言したことに端を発した“FMW解散問題”。1月14日の会見で、W★INGモンスター軍のNOSAWA論外が「満員にならなかったら解散」を、山近義幸代表に突きつけていた。
大仁田は1.24新木場での激闘において、イスで右顔面を強打し、5針縫合した。その傷が癒えぬまま会見に出席。この要求に対し、大仁田は「満員のお客さんに見てもらうために、レスラー、オフィスが全精力を傾けて、1試合1試合、やっていかないと、今のプロレス界では生き延びていく資格がない。毎試合それくらいの気持ちがないと、存続できない」として受諾。会見に出席した山近代表も同意し、Rayとともに、“合意書”にサインした。
その一方で、大仁田は「解散なんかさせない。それでは復活させた意味がない。ハヤブサや、(欠場中の)Rayが戻ってくるリングを死守しないと……」と解散回避に決意をみなぎらせた。
大仁田のパートナーはダイスケと保坂
2.11静岡・アクトシティ浜松でも、FMW軍は、このトリオで世界ストリートファイト6人タッグ王座(王者=矢口&W★ING金村&橋本友彦)に挑戦予定で、同王座を奪取した場合、後楽園大会はタイトル戦となる。
FMW軍のこのトリオは、1.22名古屋で、W★INGモンスター軍に敗れているが、大仁田は「ダイスケは若手の有望株で、インディーで頑張ってる選手ですから、抜擢して選手権。もう1回、トライさせてみたい」と期待を寄せた。
高山参戦に大仁田「乃木坂とでもやってろ」
さる1月25日に開催された音楽と格闘技のコラボイベント「GUM ROCK FES. in 日本武道館」で、乃木坂46の高山一実が「次はプロレスラーの高山善廣さんと、プロレスで対決したい」とアピールしたが、大仁田は芸能ニュースを、しっかりチェックしていた様子。
突然の“帝王”高山の参戦要求に、山近代表は困惑を隠せなかったが、それを容認。第4試合のX枠に入る可能性を示したが、高山のカードについては後日発表となった。
また、12.22後楽園で山近代表に暴挙をはたらいたKENSOから参戦要求が届いていたという。当初、山近代表は拒否していたが、あまりにも執ようであるため、第0試合で組むことを決断。KENSOには無許可での発表とした。
「満員にならなかったら解散」が正式に決まった、2.26後楽園大会。大仁田らFMW選手、スタッフは団体存続のため、全精力を注ぎ込む覚悟だ。
欠場中のRayが脳腫瘍を告白
Rayは12.22後楽園での浜田文子戦で脳震とうを起こした。レッスルドリーム12.23大阪には強行出場したが、頭痛が治まらないため、12月24日に病院でCT検査を受けた。翌25日に東京女子医科大学病院でMRI検査を受けたところ、左頭部の視床に脳腫瘍があること判明した。
そして、1月21日、腫瘍が良性か悪性かを判断するため、生検手術を受けた。その検査結果は約2週間後に出る。2.26後楽園では復帰戦が組まれているが、その結果次第では欠場となる可能性がある。その場合は、第0試合、女子の試合のセコンドに就く予定。
それでも、Rayは「2.26後楽園での復帰に向けがんばっています。絶対にFMWのリングに戻ってきます。必ず復帰します」と気丈に語った。
大仁田は「2.26後楽園で、はばたくRayを見たい。俺たちはRayが戻ってくるリングを死守しないといけない。亜利弥’もそうだけど、リングに戻りたい気持ちは一緒だと思う。セコンドとか言わず、試合に出てもらいたい気持ちでいっぱいです。戻ってくることを信じています」とエールを送った。
Rayの検査結果が良性で、無事、2.26後楽園でリングに立つことを願いたい。
2月26日(金) 東京・後楽園ホール 開始18:30
<メーンイベント 公認凶器&有刺鉄線ボード・ストリートファイトトルネード6人タッグデスマッチ 無制限1本勝負>
大仁田厚、保坂秀樹、ダイスケ
雷神矢口、NOSAWA論外、サブゥー
※2.11浜松で、大仁田組が世界ストリートファイト6人タッグ王座を奪取した場合、タイトル戦となる
<セミファイナル タッグマッチ 60分1本勝負>
田中将斗、X
橋本友彦、バッファロー
<特別試合 Ray復帰戦>
Ray
X
※万が一、Rayが復帰できない場合は、あいさつ及び、第0試合と女子の試合のセコンドに就く
<第4試合 6人タッグマッチ 45分1本勝負>
越中詩郎、リッキー・フジ、ラストサムライ
W★ING金村、X、那須晃太郎
<第3試合 モンゴル軍vs極悪同盟〜担架タッグデスマッチ 30分1本勝負>
ミス・モンゴル、ミス・コハル
ダンプ松本、ZAP・T
※花束ガール=紗倉まな
<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負 妖怪大戦争〜東京絵怖プロレス物怪録〜>
グレート・ニタ、佐野直
バラモン・シュウ、バラモン・ケイ
※スペシャル巫女ディーバ=紗倉まな、スペシャル召喚神主=岡田能正さん(滋賀・賀茂神社)
<第1試合 菊地毅デビュー28周年記念〜高速カウント特別ルール・バトルロイヤル 時間無制限>
<出場選手>菊地毅、菊タロー、戸井勝成、レザーフェイス、パンディータ、ワイルドセブン、木更津ピエロ、雷電、翔太、Mr.ブッタマン、プリティ太田
※菊地選手の28周年を祝うため、あの人が来場?!
<第0試合 ミクスドタッグマッチ 30分1本勝負>
五所川原吾作、花月
KENSO、X
<氷点下第1試合 ※開場前に行う予定>
某ベンチャー企業社長
某ダイヤモンドカンパニー社長
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