【年越しプロレス】関本&竹下組が3団体タッグTを制覇 インディー界MVP岡林が男色に覚醒

高木裕美

岡林が男性客を襲う!?

プロレス大賞敢闘賞受賞の岡林がまさかの“男色”覚醒!? 【佐瀬順一(バトル・ニュース)】

 大日本プロレスのストロングBJW王者である岡林裕二がまさかの「覚醒」。2015年のプロレス大賞敢闘賞を受賞したチャンピオンが、男色に染まった。

 岡林は男色ディーノと組んで、1回戦でタンク永井&アブドーラ・小林組と対戦。ディーノと小林、2人の玉門がコーナーで構える中、岡林はディーノの誘惑をことごとく拒絶。今年、元女子プロレスラーの紫雷美央さんと結婚したばかりの永井を玉門地獄に追いやると、2回戦では関本大介&竹下幸之介組と対戦。岡林はここでも、ディーノの再三に渡るセクハラにあい、ついに試合を放棄して途中退場。1人残されたディーノがローンバトルに苦しみ、関本の逆エビ固めにとらえられると、会場に「スリル」が鳴り響き、男色タイツを装着した岡林が男性客に次々とキス。

 呆然とする関本、竹下を次々とボディースラムで投げると、タイツを下ろしてダブルの男色ナイトメア。さらに関本にファイト一発、竹下にはオレごと掘れをぶちかます。パートナーのディーノが関本のアトミックドロップ、竹下のラリアット、ジャーマンスープレックスに沈み、2回戦敗退となるも、一度“目覚めて”しまった岡林は、勝利で油断した関本に熱烈なキッス。なおも火照った体が収まらないのか、控室まで追いかけていった。

ベッドインが試合の鍵に

セクシーアイドルユニット・ベッドインは試合をかき回したが、最後はバラモン兄弟の墨汁の餌食に 【佐瀬順一(バトル・ニュース)】

 高木三四郎&植木嵩行組は、バブル時代を彷彿とさせるセクシーアイドルユニット・ベッドインを従えて入場。ボディコン&扇子で踊り狂い、後楽園ホールを1990年代のジュリアナ東京に変貌させる。

 1回戦では、グレート小鹿&遠藤哲哉組を前に、紅白のカーテンの中で公開生着替えをし、セクシーなビキニ姿に変身。74歳の小鹿が思わず発情してダブルのラリアットを打ち込むかたわら、“チェリー”の噂がある遠藤は、揺れるたわわな胸に気を取られ、ムーンサルトに失敗。すかさず高木が丸め込んで3カウントを奪った。

 しかし、2回戦では、バラモン兄弟のセコンドに就いたカラテバラモンが、2人の豊満な肉体を前に“暴走”。下ネタを連発しまくる放送事故レベルの事態に、バラモン兄弟がベッドインの2人の顔面に墨汁を噴射。植木がシュウのゾンビキングに沈み敗退となるも、年の瀬に鮮烈な印象を残した。

インディー大賞は岡林が受賞

「日本インディー大賞」は岡林が事実上の3冠王 【佐瀬順一(バトル・ニュース)】

 大会の間には、FIGHTING TV サムライの番組「インディーのお仕事」が制定する「日本インディー大賞」授賞式が行われた。

 今年のインディープロレス界において最も活躍し、輝き、話題を提供した選手に贈られるMVPは、大日本プロレスの岡林裕二が受賞。ベストバウト第1位も大日本7.20両国国技館大会での関本大介vs.岡林裕二戦が獲得。ベストユニット第1位はDDTの#大家帝国。ベスト興行第1位は大日本プロレスの旗揚げ20周年記念興行となった7.20東京・両国国技館大会。ニューカマー賞第1位はDNAの樋口和貞が受賞した。

 事実上の3冠王となった岡林は「来年もプロレス界を引っ張っていきます」と宣言。また、12.23DDT後楽園大会で#大家帝国からの脱退を表明した大家健も、男色ディーノと共に登場。「脱退していようが関係ない。おまえら全員、プロレス界を盛り上げたい人間がみんなベストユニットなんだよ」と熱く訴えた。

2/2ページ

著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント