オコエ「楽天の主将のような存在に」=プロ野球ドラフト2015会見要旨
子どもたちに夢を与えられる選手になりたい
やっぱりU−18代表の選手は対戦したいですね。
――今プロで活躍している選手で対戦したいのは?
対戦したいというより、大谷翔平(北海道日本ハム)選手、藤浪晋太郎(阪神)投手の世代で甲子園に出ていたピッチャーは本当に目がキラキラするようなピッチャーだったので。打席で見るチャンスが自分にはできたので、そういったチャンスでしっかり打てるようなイメージを持ってその人たちと対戦したいです。
――ファンに見てもらいたいところは?
まだまだこれからプロの世界で、どのジャンルで通用するかはやってみないと分からないので。今の段階ではまったく分からないですね。
――最初にプロに入りたいと思ったのは?
小学校のころから、誰もが思うように野球選手になりたいと思っていました。高校1年で入ってきて、実際の現実味が出てきて、正直(プロに)なれないと思っていました。プロというより、チームに貢献するような意識に変えた中でここまで来られて。そういうのもチームメイトのおかげです。去年のドラフトで、オリックスの9位指名になった鈴木優選手を見て、そこから本格的にプロになりたいという気持ちがありました。
――ドラフト前、監督とはどんな話を?
監督さんから、ちょいちょい「緊張するか?」と言われていたので、口だけでも「緊張しない」と言っていました(笑)。
――昨日は「緊張していない」と言っていたが、実は緊張していた?
いや、昨日まではまったく緊張しなかったです。ここ(会見場の椅子)に座って、ドラフトが始まるまではまったく緊張はなかったです。
――今日、お守りを持っていた?
お母さんからもらったお守りがあります。
――今日はどうやって迎えた?
普段とまったく変わりない感じでした。朝はいつも通り、6時起床です。7時くらいに移動で学校に着いて、そこから授業です。
――仙台は被災地。そこでプレーする思いは?
まだ指名を受けて間もないので、楽天というチームに対しての考えより、緊張という部分があったので。まったく想像ができていないです。
――被災者がまだいるが、元気づけたい気持ちは?
そうですね。そういう人たちのためにもやっていきたいですし、小さい子たちに夢を与えられる選手になりたいと思います。
(取材:中島大輔)