【巌流島】世界最強のオタクがプロデビュー戦で圧勝=田村潔司が7.18巌流島で約6年半ぶり復帰

長谷川亮

1R40秒での圧勝劇

プロデビュー戦で圧勝した“世界最強のオタク”岡倫之。試合後、アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」のタオルでアピール 【スポーツナビ】

 ブシロード・クラブ所属で、2012年全日本レスリング選手権フリースタイル120kg級王者である岡倫之が27日、「巌流島 実験検証道場マッチ2」(東京・ディファ有明)でプロデビューを果たした。

 第8試合、大会メインイベントに登場した岡は、アメリカンフットボール出身で空手家の鈴木堅世と対戦。「緊張した」と話した岡だが、鈴木のローをよく見てかわし、頭から胸にぶち当たるようにして鈴木を場外に落とすと、その後も圧力を生かして立て続けに2回の場外転落を決め、累計3回の転落で1Rわずか40秒、目標とするプロレスデビューに先んじてプロでのデビュー戦を白星で飾った。

永田裕志監督から「暴れてこい」

1R40秒で3度の押し出しで完勝の岡 【スポーツナビ】

 デビュー戦から「オカ〜」という声援が飛び、風格と怪物性を感じさせる強さで勝利した岡。新日本プロレスでも活躍しているブシロード・クラブの永田裕志監督からはデビュー戦に向けて「暴れてこい」とアドバイスをもらったとのことで、「いい報告ができます」と笑顔を見せた。

 また、7月18日に両国国技館で行われる巌流島への連続出場を希望したものの、勝利後のインタビューでは家に帰ってまず何をしたいか尋ねられると、「アニメが観たいです。昨日も観てました」と“世界最強のオタク”とも呼ばれる素顔をのぞかせ、場内を和ませた。

結果

■「巌流島 実験検証道場マッチ2」
6月27日(土)東京・ディファ有明

<第8試合>
○岡倫之
(1R0分40秒 3度の転落)
●鈴木堅世

<第7試合>
○飯嶋貴幸
(延長判定3-0:10-8,10-9,10-9)
●大江和也
※本戦は飯島が1-0(20-18,20-20,20-20)

<第6試合 Bルール>
○末永喜久
(判定3-0:20-15,19-14,20-15)
●磯部由和

<第5試合 Bルール>
○中島大志
(判定3-0:20-18,20-18,20-18)
●コミヤ

<第4試合 Bルール>
○吉川竜之助
(1R1分18秒 3度の転落)
●竹村光一

<第3試合 Aルール>
○松浦功
(1R終了時 TKO)
●NOBCOV

<第2試合試合 Aルール>
○内田和久
(判定3-0:20-18,20-18,20-19)
●道越隆之

<第1試合 Aルール>
○小島勝志
(1R1分16秒 KO)
●ツチヤマン

<次ページは7.18巌流島・両国大会で田村潔司が久々の復帰>

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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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