【巌流島】世界最強のオタクがプロデビュー戦で圧勝=田村潔司が7.18巌流島で約6年半ぶり復帰

長谷川亮

2008年大晦日の桜庭戦以来

7.18巌流島で2008年大晦日の桜庭戦以来の復帰を果たす田村 【スポーツナビ】

「巌流島 Staging tournament 公開検証2」(7月18日、東京・両国国技館)の大会カード発表会見が27日、東京・ディファ有明で「巌流島 実験検証道場マッチ2」終了後に行われた。

 両国大会では渡辺一久、J.Z.カルバンら4選手出場による中量級トーナメントとスーパーファイトが実施されるが、このスーパファイトに田村潔司の出場が決定。2008年大晦日の桜庭和志戦以来の試合となる田村は、187センチ90キロのキックボクサーでピーター・アーツにも勝利しているムラッド・ボウジディと対戦する。

「日本発信の格闘技を盛り上げたい」

久々の復帰になるが、「不安はあるが、ある意味不安はない」と独特の言い回しで表現した田村 【スポーツナビ】

 トレードマークである赤のジャージとシューズを身に着け会見に出席した田村は、「日本発信の格闘技だと思うので盛り上げられたら。巌流島という試合スタイルが世界から注目してもらえれば」と大会への期待を語った。

 45歳となった田村だが、「もう少し視野を広げて、最低限のこだわりを持ちつつ、巌流島をきっかけにいろいろ試合に出たい」と話し、今回を機に活動再開、本格化に意欲を見せた。これが6年半ぶりの試合となるが、「不安はあるが、ある意味不安はない。チャレンジャーなので」と独特の言い回しでその心境を語った。

 そのほか、スーパーファイトにはマイティ・モー、ミノワマン、元小結・海鵬といった名前が並び、この日の大会メインで勝利した岡倫之も希望がかない、両国大会の出場が決まった。
■「巌流島 Staging tournament 公開検証2」
7月18日(土)東京・両国国技館/開始15:30〜

<ワンマッチ>
田村潔司
ムラッド・ボウジディ

<ワンマッチ>
ブライアン・ドゥウェス
マイティー・モー

<ワンマッチ>
ミノワマン
ラディック・ヘイクル

<ワンマッチ>
海鵬
ジミー・アンブリッツ

・中量級(70kg)トーナメント出場予定選手
渡辺一久、ビターリ・クラット、J.Z.カルバン、ソン・ヤードン、ジョン・チャンヒョン、TOSHI※4人トーナメントとリザーブファイト1試合を実施

・ワンマッチ出場予定選手
岡倫之、中島大志、小島勝志

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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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