車いすラグビー、メダル獲得への現在地 パラ出場懸かる10月の豪州戦が試金石
最もメダルに近い団体競技・車いすラグビー
リオデジャネイロパラリンピックでメダル獲得を狙うウィルチェアーラグビー。エース池崎(写真)を中心に、トップ3の牙城を崩す 【スポーツナビ】
夏季パラリンピックの正式競技であるウィルチェアーラグビーは、四肢まひ者などのために考案された、カナダ生まれの屋内競技だ。車いすごとぶつかるタックルが認められており、その激しさから、“MURDER BALL”(殺人ボール)と呼ばれるほど。コートでプレーする選手は4人。それぞれの障害レベルにより0.5〜3.5点の持ち点が与えられ、障害が軽い選手ほど持ち点が高い。4人の選手の合計が8点を超えてはならないルールがある(編集注:女性選手1人が入る場合、0.5点の追加ポイントが加わり合計8点以上も許可される。最大10点まで)。選手たちは、頑丈な競技用車いすを巧みに操作してゴールを狙う。ボールは丸い専用球を使用するが、ぶつかり合う、助け合う。その精神がまさにラグビーそのものなのである。
(映像提供:日本障がい者スポーツ協会、制作:エックスワン)