【DEEP JEWELS】V.V Meiがフェザー級新王者に=黒部、SARAMIら難敵下して強さ発揮

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無敗の黒部を破って決勝へ

DEEP JEWELSフェザー級王座決定トーナメントを制して、第3代王者に輝いたV.V Mei 【田栗かおる】

 DEEP JEWELS「〜DEEP JEWELSフェザー級GP2015 FINAL〜」が31日、東京・新宿FACEで開催され、V.V Meiが準決勝で黒部三奈を、決勝ではSARAMIを下して優勝を飾った。

 ことし2月にMIYOKOをヒザ蹴りで1回KO勝ちし、優勝候補に違わぬ強さを見せ付けたV.V Mei。準決勝は1回戦で元DEEP JEWELSライト級暫定王者・富松恵美を判定で破った通算戦績5戦5勝の黒部が立ちはだかった。アグレッシブに前に出てくる黒部に対して、序盤は打ち合いに付き合う場面もあったが、カウンターでテイクダウンを奪ってパウンドを落として体力を削っていく。2Rもテイクダウンからマウントへ移行し鉄槌を浴びせるなどペースを握った。何とか立ち上がって勝利の執念を見せる黒部に対し、再び試合終了間際にもグラウンドでトップからパウンド。判定3−0でV.V Meiに軍配が上がった。

決勝はパウンドでTKO

準決勝の黒部戦では強烈なパウンドを落としたV.V Mei 【田栗かおる】

 もう片方のブロックを勝ち上がったのはSARAMI。準決勝では一進一退の打撃の攻防も、グラウンドで腕十字、スリーパーと仕掛けて前澤智を判定3−0で下した。試合は前蹴り、ワンツーで前に出てくるSARAMIに対してステップを駆使して、遠くから左ジャブ、右ストレートを伸ばす。SARAMIの打撃にカウンターのタックルで差し合いになるもテイクダウンまでは持っていけず1Rは終わった。2RはV.V Meiがロープ際の差し合いからグラウンドで上になると、足をフックするSARAMIを持ち上げてバスターで落とす。さらに下から腕関節を狙って、がら空きとなったSARAMIの顔面目掛けて鉄槌を浴びせると、レフェリーが試合を止めた。

「自分のスタイルを貫きたい」

決勝のSARAMI戦では「相手を見て自分のペースを作れた」と2RTKO勝利 【田栗かおる】

 優勝が決まった瞬間、雄叫びを上げてリングに倒れこんだV.V Mei。打撃で前に出てきたSARAMIに対して、「相手を見ながら自分のペースを作れた」と試合を振り返った。1日2試合をこなし、黒部との準決勝で「疲れた」というものの、「決勝はハイになっていた」とベルトを肩に掲げながら笑顔を見せた。今後は「このベルトを狙っている人がいっぱいいるので、また1から初心を大事にして自分のスタイルを貫きながら勝っていきたい」と防衛ロードを突き進むことを誓った。

結果

準決勝で前澤を破ったSARAMI。決勝でもどんな状況でも最後までアグレッシブに攻めたが、あと一歩届かなかった 【田栗かおる】

■DEEP JEWELS「〜DEEP JEWELSフェザー級GP2015 FINAL〜」
5月31日(日)東京・新宿FACE

【対戦カード】
<第6試合 フェザー級GP2015決勝 5分2R> 
○V.V Mei
(2R4分57秒 TKO)
●SARAMI

<第5試合 ライト級 5分2R>
○Tee Vee
(判定3−0)
●瀧本美咲

<第4試合 グラップリングマッチ 4分2R>
△浜崎朱加
(ドロー)
△魅津希
※判定決着なし

<第3試合 フェザー級GP2015準決勝 5分2R>
○V.V Mei
(判定3−0)
●黒部三奈

<第2試合 フェザー級GP2015準決勝 5分2R>
○SARAMI
(判定3−0)
●前澤智

<第1試合 グラップリングマッチ 4分2R>
○奈部ゆかり
(判定3−0)
●石塚胡桃
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