初代タイガーは「狭心症」で復帰は未定 船木「戻ってくる場所を守りたい」
心臓病の治療で初代タイガーが欠場する緊急事の中、メーンを務める船木、5代目タイガー、S・タイガー(左から) 【(C)リアルジャパン】
初代タイガーは3.20後楽園ホール大会での曙戦の後に心臓の痛みを訴え、安静に努めていたが、その後の状況は思わしくなく、ドラディションの5.11後楽園ホール大会を緊急欠場。数日間の精密検査の結果、5月21日に緊急入院し、翌日22日に手術を行った。
4時間にわたる心臓の手術は無事成功
曙の」ボディープレスに悶絶する初代タイガー 【中原義史】
翌23日に再び精密検査を行い、術後の容体も安定。病院側からは1週間の入院を促されたが、初代タイガーは自宅での静養を希望し、自宅での絶対安静が条件で24日午後に退院した。今後は10種類以上の薬を飲みながら、1週間に最低1回のペースで精密検査を行い、術後の経過を見ていく予定だ。ただ、まだ痛みや動悸が残る状況で、当初は今回の会見にも出席する予定だったが、状態が思わしくなく大事を取って欠席となった。
最終的に「狭心症」と診断されたが、原因は不明だという。ドラディションの後楽園大会を欠場した際には、曙戦でのボディープレスをキッカケにした心臓疾患と発表されたが、その後の調査で初代タイガー自身が子供の頃に心臓病を煩ったことも発覚。また、曙戦の前に激しいトレーニングを積み過ぎた(10分×10R等)ことも原因のひとつとして考えられるようだ。
初代タイガーは「ご心配をおかけして、申し訳ありません。一刻も早く病気を治して、皆様の前に姿を出せるようにしたいです」と前向きな姿勢を見せているが、回復までにどのぐらいの時間がかかるか目処がたっておらず、復帰できるかどうかも現時点は不明。10周年記念となる6.11後楽園ホール大会にも来場を希望しているが、検査の状況次第で実現するかどうかは未定だ。
「いつもより力のない声ではあるけれど、早く治して元気な姿を見せたいと言っている。精神的には早く治すという強い気持ちは感じている」と平井代表。一日も早い回復が待たれるところだ。