低炭水化物、高タンパク質の新種パスタ ダイエット派にも、米国で人気上昇中

猿渡由紀

発芽した穀物を使い、栄養素たっぷり

【猿渡由紀】

 カリフォルニア生まれのブランド、“エゼキエル(Ezekiel)”は、発芽させた穀物で作るパンやシリアル、グルテン抜きのマフィンなどで知られてきた。パスタも4種類出ており、2オンスあたりタンパク質9グラム、食物繊維7グラムを含むほか、発芽させているため、酵素など細かい栄養素もたっぷりなのが特徴だ。

 パッケージには4分半でゆで上がると書いてあるが、そのとおりにすると相当にアルデンテ。それでも、普通より早く調理できるのはたしかだ。16オンス(約454グラム)の箱の価格は、およそ$6(約713円)。

オーガニックの豆を使用、鉄分が豊富

【猿渡由紀】

 遺伝子操作をしないオーガニック素材にこだわる米国のブランド“トレラント(Tolerant)”は、黒豆や赤レンズ豆を使ったフェットチーネやペンネを作っている。黒豆のフェットチーネの場合、3オンス(約85グラム)で、1日に必要な量の食物繊維62%、鉄分45%、カルシウム25%、ビタミンBを15%摂取できる。タンパク質を22グラムも含むため、アスリートにも愛用者が多いようだ。

【猿渡由紀】

 見た目が真っ黒なパスタを見ると、どう料理していいものかと一瞬考えたが、アボカド、コーン、トマト、ハラペーニョ、ギリシャ風ノンファットヨーグルトでメキシカン風に仕上げてみた。12オンス(約340グラム)の箱で、およそ$9(約1,070円)。

忙しい時に便利。ソース、スパイスもセット

【猿渡由紀】

“モダン・テーブル(Modern Table)”から出ているパスタは、ソースやスパイスもセットになっていて、とても便利。地中海風、イタリア風など4種類のフレーバーがある中、筆者はテリヤキ味を試してみた。パスタの素材は白豆とブロッコリー。袋を開けた瞬間に独得の香りが漂い、普通のパスタと明らかに違うと感じたが、ゆであがってみると、意外にも普通だった。

 ソースの材料は、主に人参、ピーマンなど野菜。しかしパスタには多少の小麦、ソースには砂糖も使われている。徹底してそれらを避けたい人にはお勧めできないが、比較的ヘルシーなディナーがたった10分でできるのは、魅力的だ。11.1オンス(約315グラム)の袋が、およそ$6(約713円)。
※1ドル=118.90円(4月27日時点)

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著者プロフィール

月刊女性誌編集者を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビューや映画の撮影現場レポートなどを、日本の雑誌、新聞、オンライン媒体に寄稿する。フィットネスへの関心も高く、渡米直後から毎日ジム通いを開始。ここ10年ほどはアシュタンガヨガに専念しているが、ワークアウトのトレンドはもとより、健康、運動一般に関する新しい情報には、常にアンテナを張っている

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