カスタマイズでサプリメントを処方 米国発のオンラインサービス

猿渡由紀

【猿渡由紀】

自分に向いているのはどんなサプリ?

【Getty Images】

 健康に関心のある人なら、おそらくいくつかのサプリメントを常用しているはず。しかし、あれが効く、これは摂ったほうがいいと、雑誌の記事や広告をうのみにして購入していては、最高の効果が得られているのかどうか疑問。不要なものにお金を無駄にする一方で、本当に必要なものが欠けている可能性もある。

 そんな問題を解決するのが、米国で生まれた「ウェルパス・ソリューションズ」。オンラインで個別のコンサルテーションを受け、自分の目的と体の状態に最もふさわしいサプリメントやパウダーを処方してもらえるサービスだ。
 創設者のコリン・ダレッタ氏は、元ラグビー選手。自分のパフォーマンスを向上させるために栄養サプリメントを研究するうち、個人のニーズとゴールを満たすためには、その人独自のミックスが必要だと気づき、この会社を設立するに至ったという。

 同社のコンサルタントにセレブリティのパーソナルトレーナーや『Men’s Health』誌のモデルも名を連ねることからも、アスリートが求めているものを知り尽くしているのは明らかだ。筆者もさっそく試してみた。

オンラインで必要事項を入力

 オンラインコンサルティングでは、まず性別、年齢、身長、体重、ウエストのサイズなど基本的な情報を入力。次に、日ごろ食事で制限しているものはあるかどうかを聞かれる。ベジタリアンやビーガン(完全菜食主義者)だったり、乳製品、大豆、カフェインなどを避けている人は、ここでそのように指示すれば安心だ。

 その次の質問は、個人のゴール。運動のパフォーマンスを向上させる、エネルギーを高める、関節と骨をより良い状態にする、集中力をアップする、外見を良くする、免疫力をつけるなど、そこに挙げられた8つの項目に優先順位をつけていく。

 さらに、目標とする体型(大きな筋肉をもつたくましい体なのか、すっきりしながらも筋肉の線が美しい体なのかなど)や、日ごろのエネルギーや免疫力、集中力、記憶力、ストレス、食事の内容、ワークアウトの量などを自己報告。すべての質問に答え終わると、“処方結果”が出てくる。

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著者プロフィール

月刊女性誌編集者を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビューや映画の撮影現場レポートなどを、日本の雑誌、新聞、オンライン媒体に寄稿する。フィットネスへの関心も高く、渡米直後から毎日ジム通いを開始。ここ10年ほどはアシュタンガヨガに専念しているが、ワークアウトのトレンドはもとより、健康、運動一般に関する新しい情報には、常にアンテナを張っている

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