筋肉の線を強調し、体をよりスリムに セレブ御用達ブランドが新商品発売

猿渡由紀

【写真提供:Rodial】

運動している人向けのボディケア商品

【Getty Images】

 夏に向けて、さらにシェイプアップしたい。食事には気をつけているし、ワークアウトもしているけれど、少しでも早く効果を上げるために、ほかにできることはないか――。そう考えている人たちを振り向かせるボディケア商品が登場した。
 キム・カーダシアン、ヴィクトリア・ベッカムらに愛されているイギリス生まれのスキンケアブランド“ロディアル”から出た“スーパー・フィット”ラインは、しなやかな筋肉の線を強調し、体をよりスリムに見せることを目的に生まれたもの。運動はしているけれども、この部分がどうもまだ気に入らない、というような、細かいニーズに答えようというものだ。

 アイテムは、「サイズ・ゼロ」「タミー・タック」「ブーブ・ジョブ」「アーム・スカルプト」の4種類。商品の名前自体からも、ターゲットとする体の部位は明らか。筆者はさっそく、このうち、サイズ・ゼロとタミー・タックの2アイテムを試してみた。

お腹の引き締め、セルライト解消

【Getty Images】

 タミー・タックはその名のとおり、お腹を引き締めることを目的とするもの。有効成分は、イチジク、ペプチド、マイクロファイバー。イチジクが脂肪を分解し、ペプチドが新陳代謝を高めて、マイクロファイバーが細胞を引き締めるらしい。べたつきのない透明のジェルをお腹のあたりにくるくると回すような形でつけるというのが使用法。

 一方、サイズ・ゼロは、セルライト解消を狙うもの。有効成分は、ディオールやクラランスなどのスリミング商品ですでに消費者におなじみになっているスヴェルト。つけると、たしかに独特の匂いがほのかにする。ボディモイスチャライザーの役割も果たすが、使用感はとてもさらりとしていて、すっと肌に溶け込むのはうれしいものの、年中乾燥したL.A.に住む筆者にとっては、これだけではモイスチャー効果は十分でない。
 使い方の指示に「太もも、お腹、お尻など、セルライトが現れやすい場所を中心に使うように」とあるので、筆者はそのあたりだけに使うことにして、ほかはもっとリッチなボディクリームを使うようにした。そもそも、お尻や太ももはそんなに乾燥しない部位なので、ここだけに使うなら、L.A.でもこれで十分だ。湿気のある日本に住む人なら、むしろ理想的な軽さと言えるだろう。

予防効果も

 果たして効果はどうだったかと聞かれると、筆者はもともとセルライトの問題は意識していないので、セルライト減少効果は明らかではない。特定の部位を事前に計ってもいなかったため、見た目的に引き締まったような気はすることはするが、本当かと言われるとなんとも言えない。ただ、“予防効果もある”ということで、将来のために役立っていることを望んでいるというのが本音だ。

 筆者が試さなかったブーブ・ジョブは、胸を大きくし、張りを持たせるもの。アーム・スカルプトは、二の腕の筋肉の線をはっきりと見せるというものだ。アメリカでは今月、ノードストローム・デパートで発売になった。nordstrom.comで購入すると、日本への配送もしてくれる。気になる人は、ぜひ自分で試してみてほしい。
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著者プロフィール

月刊女性誌編集者を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビューや映画の撮影現場レポートなどを、日本の雑誌、新聞、オンライン媒体に寄稿する。フィットネスへの関心も高く、渡米直後から毎日ジム通いを開始。ここ10年ほどはアシュタンガヨガに専念しているが、ワークアウトのトレンドはもとより、健康、運動一般に関する新しい情報には、常にアンテナを張っている

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