小猪木、独身最後の異種格闘マッチ! “西のキック女王”に3RKOで散る
試合前日に長身モデルと婚約発表!
大会前日の26日に自身のブログで婚約を発表したばかりの小猪木。「男ってものは結婚に対しての自覚がないんですよね」と、スポーツナビ編集部にあらためて婚約と試合結果の報告をしてくれたのだが、Yahoo!トピックスにも取り上げられたことで「朝も夜も電話が鳴りっぱなし。2日間で300件ぐらい“おめでとう”と連絡がありました。そこでようやく自覚が出てきました」と、その反響の大きさには驚くばかりだったという。
同じ相手に短期間で連敗はできない
と言うのも、日本チャクリキ協会バンタム級女子王者にして、女子キック「J−GIRLS」のフライ級3位という実績を持つ“西日本の女王”の異名を持つ難波とは、11月9日の「闘道館Presents 闘宝伝承 2014〜ザ・グレート・カブキ 格闘技人生50周年記念大阪大会〜」でも戦ったばかりで、この試合を3ラウンドKO敗戦で落としている。それだけに短期間で同じ相手には連敗できない。
「9日の試合は、僕の中では“やられたな”という内容でしたが、同時に難波選手の弱点も見つけることもできた。彼女はキック一本でやっているので、グラウンドの展開に弱いんです」
腕十字でガッチリ捕獲、しかし……
「今思えば、ここが一番の勝機でした。間違いなく勝敗の分かれ目でしたね」
最終3ラウンド目に入ると、息を吹き返した難波が猛反撃を開始。ローキックで小猪木の動きを止め、パンチをまとめ打ちしたところでレフェリーが小猪木に2度目のダウンを宣告したのだが、これに納得いかない猪木は猛抗議。しかし、これが認められず「カーッとなってしまった」と突っ込んだところを、逆にカウンターで迎撃されてしまい、あえなくKO負けとなってしまった。
「これからもガンガンやっていきますよ!」
「これからも異種格闘技戦はもちろん、西口プロレスもガンガンやっていきますよ。今回も思ったんですが、応援してくれるみなさんの声援があるから、こう全力でぶつかっていけると思うんです」
かつて天龍源一郎、藤原喜明らレジェンドレスラーから小島聡、鈴木みのる、飯伏幸太らトップレスラーに至るまで名勝負を繰り広げ、女子格闘家との異種格闘技マッチでも数々の熱戦を展開するなど格闘技界からも熱視線を集める“名勝負製造機”。結婚後はこれまで以上に小さな闘魂を燃やし続けていく覚悟だ。
試合結果
11月27日(木)東京・後楽園ホール 観衆784人
<第8試合 ストリートファイトマッチ 時間無制限一本勝負>
真霜拳號、ジ・ウインガ−、○篠瀬三十七
(11分3秒 バズーカエルボー→片エビ固め)
大仁田厚、矢口壺琅、●アズ−ル・ドラゴン
<第7試合 メモリアルシングルマッチ 30分一本勝負>
○ハイビスカスみぃ
(12分13秒 アップルバスター→片エビ固め)
●中川ともか
※特別リングアナ:味方冬樹
<第6試合 ルチャファイト 30分一本勝負>
はやて、趙雲子龍、○小林香萌
(14分15秒 ダイビングヒップドロップ→エビ固め)
守部宣孝、●中里哲弥、石橋葵
<第5試合 特別記念試合 20分一本勝負>
○木藤裕次、菊タロ−、加藤悠
(17分30秒 キャメルクラッチ)
真琴、●中山貴博、勝俣瞬馬
※特別レフェリ−:玉川勝巳
<第4試合 K−1 vs. プロレス 15分一本勝負>
△天田ヒロミ
(7分14秒 無効試合)
△鈴木秀樹
※セコンド介入で収拾つかず
<第3試合 菅原健太デビュー戦 15分一本勝負>
○橋本和樹
(7分46秒 逆エビ固め)
●菅原健太
<第2試合 異種格闘技戦 2分3R>
○難波久美
(3R1分00秒 TKO)
●アントニオ小猪木
※3ノックダウンによる
<第1試合 仲川翔大デビュー戦 15分一本勝負>
◯ウルフ智也、鈴木心
(9分59秒 逆エビ固め)
高橋匡哉、●仲川翔大
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