パッキャオがWBO世界王座に返り咲き「あと2、3年は続けていきたい」

長谷川亮

因縁のブラッドリーを判定で下しWBO世界王座返り咲きに成功したパッキャオ 【Getty Images】

 WBO世界ウェルター級タイトルマッチが、日本時間13日(現地時間12日)に米国・ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われ、マニー・パッキャオが王者ティモシー・ブラッドリーに挑戦した。両者2012年6月以来の再戦。前王者パッキャオが立場を変え、現王者ブラッドリーに挑んだ。

因縁のブラッドリーに雪辱

 試合はブラッドリーが従来とは異なる前へ前へと出て強打を振るうスタイルを取り、4Rには右ストレートを打ち込みパッキャオをフラつかせる。

 しかしブラッドリーは通常と違う戦い方でスタミナをロスしたか、中盤以降はロープ際に下がってカウンター狙いの戦法にチェンジ。ブラッドリーが右の強打を合わせてくるためパッキャオも踏み込みに本来の鋭さを欠いたが、圧力を掛け、手数で押して試合を終了。

 前回は物議を呼ぶ判定でブラッドリーが勝利したが、今回は116−112、116−112、118−110の判定3−0で勝者・パッキャオ。2012年6月に敗れたブラッドリーに雪辱を果たすと、「自分のボクサーとしての道はまだまだ続いていきます。あと2、3年は続けたい」と今後の戦いに意欲を見せた。
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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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