小関桃、具志堅氏と並ぶV13は「誇り」=女子プロボクシング「G Legend」

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メインを務めた宮尾綾香は圧巻のKO勝利

KOで4度目の防衛に成功したWBAライトミニマム級王者の宮尾綾香 【t.SAKUMA】

 また、女子のすこやかな成長を祈る節句の日のイベントを締めたのは、WBA女子世界ライト・ミニマム級王者・宮尾綾香。ブアンゲルン・ワンソンチャイジムとの4度目の防衛戦に5回1分30秒でKO勝利を飾った。スピードとパワーのあるボクシングで初回から右ストレートをヒットさせると、4回には痛烈なボディ。5回には左フックなどでコーナーに追い詰めると、右ストレートでダウンを奪った。まったく危なげない展開にも本人は「結果的にKOで勝てたから良かったけど、まだまだ未熟」と納得していない様子。ただ、所属する大橋ジムの大橋秀行会長は「倒せるボクシングをしないと、それこそ女子ボクシングには未来がない。その心意気はハートで感じた」と合格点を与えていた。

 IBF女子世界ライト・フライ級王者・柴田直子も判定3−0(98−93、98−92、99−91)の圧勝で初防衛に成功。インファイトに持ち込もうとするグァダルペ・マルティネスをいなしながら、ジャブで距離を取ってカウンターを当てるなど終始試合の主導権を握った。世界王座に挑戦するより難しいと言われる初防衛戦を乗り越え、「初防衛戦でフワフワしていたけど勝てて安心した」と笑顔を見せた。

女子ボクシング トリプル世界戦試合結果

IBF女子世界ライト・フライ級王者・柴田直子は判定勝利で初防衛に成功 【t.SAKUMA】

■女子プロボクシング「G Legend6」
3月3日(月)東京・後楽園ホール

<WBA女子世界ライト・ミニマム級タイトルマッチ 10回戦>
[王者]宮尾綾香(大橋)
(5回1分30秒 KO)
[挑戦者]ブアンゲルン・ワンソンチャイジム(タイ)
※4度目の防衛成功

<WBC女子世界アトム級タイトルマッチ 10回戦>
[王者]小関桃(青木)
(9回1分43秒 TKO)
[挑戦者]アンゴー・ワンソンチャイジム(タイ)
※13度目の防衛成功

<IBF女子世界ライト・フライ級タイトルマッチ 10回戦>
[王者]柴田直子(ワールドスポーツ)
(判定3−0/98−93、98−92、99−91)
[挑戦者]グァダルペ・マルティネス(メキシコ)
※初防衛に成功

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