中邑の驚愕ボディペイントに場内騒然=レインメーカーポーズがリニューアル!?

高木裕美

異形の怪物と化した中邑がたぎる思いを爆発

中邑のボディペイントに後楽園ホールが騒然とした 【t.SAKUMA】

 新日本プロレスとメキシコCMLLによるルチャリブレの祭典「CMLL FANTASTICA MANIA 2014」4戦目となる18日の東京・後楽園ホール大会では、超満員札止めとなる1900人を動員した。

 第5試合では中邑真輔がルーシュとの一騎打ちに、衝撃的なボディペイントで登場。筋肉が強調された、怪物のような真っ赤な姿で現れた中邑が頭巾を取ると、顔の半分にまでどす黒い血管が走っており、場内は騒然。異形の怪物と化した中邑は、ニールキックやヒザ蹴り、ヴァイブレーションなどといった得意技を惜しみなく繰り出すと、狙いすましたボマイェでフィニッシュ。試合後も「いいないいな、若いって。久しぶりにあんなじゃじゃ馬、乗りこなすのがやっとだねぇ」と、たぎる思いを爆発させた。

マネージャーの外道がオカダに根負け

 セミファイナルでは、“レインメーカー” オカダ・カズチカが、ウルティモ・ゲレーロ&石井智宏と組んで、ラ・ソンブラ&棚橋弘至&内藤哲也組と激突。メキシコ闘龍門出身のオカダは、ルチャの血が騒ぐのか、キャリア20年超のベテランであるゲレーロの両腕を突き上げるポーズを真似して、リングサイドでジャンプしながら一緒に観客をあおると、リング上でもゲレーロと息の合った合体攻撃を披露。ゲレーロの勝利をアシストした。

 気を良くしたオカダは、バックステージでもゲレーロのアクションを真似ながら「これからは日本で僕が継承していく。もうコレ(レインメーカーポース)はやらないです」と衝撃発言。「いやいやいや」と突っ込みを入れていたマネージャーの外道も、「もうずっとこれです」と主張するオカダに根負けして「…よし!それで行こう!」と、新レインメーカーポーズを了承(?)してしまった。

“神の子”ミスティコ、日本でのベルト奪取ならず

 メインイベントでは、ナショナルライトヘビー級王者のメフィストに、“神の子”ミスティコが挑戦。今回、待望の初来日を果たした2代目ミスティコは、飛びつき式フランケンシュタイナーや、トップロープに飛び乗ってのシューティングスターアタックなど、驚異の空中技を見せ付け、必殺のラ・ミスティカを狙うも不発。直後にメフィストの雪崩式デビルウィングスに沈み、日本でのベルト奪取は果たせなかった。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント