星城・石川「6冠は意識していなかった」=春高バレー 優勝監督・選手コメント
史上初の2年連続3冠を成し遂げた星城。決勝でも鹿児島商を寄せ付けず、圧巻の強さを見せた 【坂本清】
竹内監督「多くの人たちに支えられた」
石川祐希(1番) ありがとうございました。このメンバーで3年間やってきて幸せです。多くの方の協力、サポートのおかげで自分たちのパフォーマンスが出せたと思うので、感謝の気持ちを忘れずに、これからもひとりの人間として成長していきたいです。
神谷雄飛(2番) このメンバーでできる最後の試合だったのですが、全員で楽しんで優勝できて本当にうれしく思います。たくさんの方に支えられているので、感謝の気持ちを忘れずにこれからもやっていきたいと思います。
中根聡太(3番) このチームでバレーをやるのも最後だと思うと寂しいし、たくさんの思いがこみ上げてきます。ここまで来れたのも、たくさんの人の支えがあったことを忘れずに、これからも頑張っていきたいです。
武智洸史(4番) いろんなプレッシャーもありながら、最後だったのでみんなで楽しんで、春高の舞台で結果を出せてすごくうれしいです。自分を応援してくれた方々には感謝の気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたいと思います。
佐藤吉之佑(5番) 最高の仲間と最高の形で終われてすごく幸せな気分です。結果を出せたのも、周りの応援してくださる方々やサポートしてくれる方々のおかげだと思っているので、感謝の気持ちを忘れず、これからの人生も頑張っていきたいと思います。
山崎貴矢(6番) 最高のメンバーで優勝することができて幸せに感じています。これからも周りの方々が応援してくれるので、感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきたいと思います。
川口太一(12番) 本当に多くの方に支えられた僕らの優勝だと思います。多くの方々に感謝して、これからもチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。
石川、最後のスパイクは「決めてやろうという気持ちで」
竹内監督 最大の強みとして感じているのは個々の身体能力の高さであったり、まだまだこの先も伸びしろいっぱいの魅力的な部分によって、多くの方に支えられたこと、そういった心であったり礼儀がきちんとしていて、力を最大限伸ばせた3年間があったからではないかと思います。練習量であったり、いろんな面で反省点であったり至らない点もたくさんありましたけど、彼らのスキルと彼らが応援される人物であったというところが最大の強みだったと思います。
石川 コートの中のメンバーもそうですけど、コートの外のサポートがあって自分たちがいいパフォーマンスができている。コートの外と中の良い関係があったから強くなれたと思います。
――決勝戦にあたって、強力な攻撃陣を生かす戦術はどう考えていたか?
中根(セッター) 適当にアタッカー陣に上げただけです(笑)。強力なアタッカー陣がいるので、良いトスを上げればたたいてくれるし、任せていました。
――昨年からメンバーが変わっていないなかで、ポジションを変えたりメンバーを入れ替えたりしていたかと思います。それにはどんな狙いが?
竹内監督 一番の理由は日本中のチームがしっかりデータを分析して、うちの弱いと思われるような部分をついてくるので、それに対処していかなきゃいけないと思い、変化を加えたいと本人たちに相談しました。高校生活でバレーを終えてほしくないので、次のチームに行ってどんなプレーを求められても、どんなポジションに置かれてもこなしていけるような、選手にしたいと。スパイカーとかリベロだとか、ポジションのスポーツではなくて、バレーボールができる選手に育てたいと思い、いろんなことにチャレンジさせたということです。
――キャプテンになって一番学んだことは?
石川 キャプテンになって周りを一番よく見るようになりました。人をコントロールする、心を動かすということを意識してやっていたので、そういう部分ではこれから先も力になっていくと思います。
――最後のトスが上がったときの気持ちは?
石川 3年間のすべての思いを背負っていつも打っているんですけど、最後はやっぱりその思いが強くなっていて、決めてやろうという気持ちで打ちました。
――最後のトスは石川選手に決めてほしかった?
中根 最後は石川で決めたいという話を石川としていた。監督から、川口を通じて最後は(石川)祐希でという言葉をいただいて、最後は石川に決めてもらおうと思っていました。