横浜FM中村俊輔「今日も普通にやれた」=天皇杯決勝後 選手コメント
1993年以来21年ぶり7度目の天皇杯制覇を果たした横浜FM。MF中村俊輔はこの日も、勝利に大きく貢献した 【アフロスポーツ】
試合後、横浜FMのMF中村俊輔は「『終わりよければすべて良し』じゃないけれど、優勝というものを現実にできたので、それはサポーターに捧げたい」と語った。また先制点を決めたFW齋藤学は「1点取れたのはうれしかったけれど、たいしたプレーをしていない。自分はもっともっとやれるし、やらなければならない」と優勝を喜びながらも課題も口にした。
一方、広島のFW佐藤寿人は「今日の試合で勝てなかったのは、何かが足りなかったから」と反省。しかし「この悔しさは次への活力になる」と来シーズンに向けて、更なるチーム力のアップを誓った。
中村俊輔(横浜FM)
チームとしてパワーダウンしないように準備して、自分自身は天皇杯を楽しめればという感じ。「(タイトルを)取り返してやるぜ」とか、そういう感じではない。だから今日も普通にやれた。「終わりよければすべて良しじゃないけれど、優勝というものを現実にできたので、それはサポーターにささげて、僕らは足元を見て来季に向けてやりたい。(アルビレックス)新潟みたいに、4−4−2で前からしっかりプレスをかけてくるようなチームに、ウチが蹴らされたりすると前がいないからどうするのかとか、スタッフと話したりしている。あとACLも楽しみ。中国の広州恒大みたいなチームを相手に自分たちの戦いだけでやるのか、それともアウエーでは5バックっぽく戦うのか、そういうオプションを増やしてもいいと思う。今年はメンバーをあまり動かさずに済んだ。でも来年になったらまた違ってくると思う。
齋藤学(横浜FM)
リーグの最後は難しかった。今日も1点取れたのはうれしかったけれど、たいしたプレーをしていたわけではないし、交代もしました。自分はもっともっとやれるし、やらなければならない。ただ、決勝で点が取れたのは自分にとっても自信になるし、これからの糧にしていければと思います。(今季の成果と課題は)今年はけがが多かったので、自分としてはもっとけがをしない体づくりをしていく必要性を感じました。代表とかに行って、すごくいい経験ができてもけがで見送られたりしたこともあったので。そんななかでも天皇杯では監督が使ってくれて、ここまで出られたし、タイトルも取れたので、それはうれしかったです。