東京大賞典Vでも晴れない幸の悔しさ=JCDの借り、タルマエと来年ドバイで

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ドバイを目標に厩舎一丸

来年3月のドバイを目標に 【スポーツナビ】

 東京大賞典を勝ったといっても、晴らせた悔しさはほんの少し。本当の意味で幸が笑顔になれる日は来年、世界の舞台・ドバイで羽ばたいたときだ。
「きょうも4コーナーでトモを落としたのにあれだけ強い競馬をしてくれた。何馬身も離して勝つ馬ではないけど、着差以上の力を持っている馬。どんどん力をつけているし、厩舎の方もドバイを目標に一丸になっている。どこまでやれるか楽しみですし、来年、この悔しさを晴らしたいですね」

 亡くなったオーナーにいい報告ができるよ、とにっこり笑った西浦調教師は来年のローテーションに関して、「1月の川崎記念、2月のフェブラリーS、3月のドバイとあるから、スケジュールをうまくこなしてドバイに行きたい」と明言。トレーナーの視線は早くも海の彼方へと向けられている。

 勝って悔しさが増すGIなんて、考えてみれば贅沢な話だが、それだけ高い志の裏返し。幸とホッコータルマエが切り開くダート新時代の道は、ドバイへとつながっている。

地方競馬歴代1位の売得金を更新!

 なお、この第59回GI東京大賞典における1レース当たりの売得金額は、前年比116.3%の26億824万5900円。これは、2007年の東京大賞典(25億20万7900円)を抜き、地方競馬歴代1位の記録となった。

 また、1日当たりの売得金額は前年比115.8%の47億873万500円。これも第48回東京大賞典が行われた2002年12月29日の46億9516万9600円を抜き、地方競馬歴代1位を更新した。

 入場人員は前年比116.3%の4万1410人だった。

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