羽生「できることを一生懸命やっただけ」=GPファイナル男子SPトップ3会見コメント
境最高得点を更新してSPを終えトップに立った羽生結弦 【坂本清】
2位はジャンプで精彩を欠いたチャンで87.47点。3位は高橋大輔(関大大学院)の欠場で急きょ出場が決まった織田信成(関大大学院)が80.94点で入った。
GP2連勝で大会に臨んだ町田樹(関大)は、65.66点で6位からのスタートとなった。
以下は演技後のトップ3会見での羽生、チャン、織田のコメント。
羽生「まずは喜びに浸りたい」
会見では「できることを一生懸命やっただけ」と冷静に振り返った羽生だが、高得点について「素直に喜びたい」と話した 【坂本清】
点数については驚きしかないんですけど、本当に4回転も良いジャンプができたし、アクセル、ルッツともに良いジャンプが跳べたなと思っています。ただ最後のスピンなんかはよろけてしまい、非常に悔やまれる内容だったので、また明日に向けて気持ちを切り替えたいと思いますが、今日の点数は素直に喜びたいと思っています。
――高い得点についてどう思いますか?
本当に聞いてびっくりとしか言いようがないです。ジャンプやステップ、スピンを一生懸命やろうと思っていましたし、何より楽しみながらできたと思うので、驚きですけど、自分が何よりしたかったこと、するべきことをしっかりできたことが良かったのかなと思います。
――記録更新ということで、今季は100点超えを目標にしていましたが、もう手の届くところに来ました。それについてどう思いますか?
シーズン前は100点を取りたいとか、自分がいままで出した記録を塗りかえたいとか言っていましたが、今日は全然そんなことを考えていなくて、自分のことに集中していましたし、できることを一生懸命やっていただけなので、本当に点数についてはただ驚きです。100点というのは、ISUの大会で大きなことだと思っていますが、それは今回のSPであって、それはそれで忘れていかないといけない。今日はSPの日なので喜びたいと思っていますが、明日になったら明日するべきことをやっていきたいと思います。
――今日の良かった点と悪かった点を教えてください
良いところはあまり覚えていないです。SPの曲が流れて、やるべきことをしっかりやったというだけです。本当に忘れてしまいました。ただ、そのぐらいでいいのかなと思っています。悪かった点は、終盤でぐらいついたり、スピンの最後の最後でレベルを落としてしまったので、それは本当に悔しかったです。まずはこの点数をしっかり見て、喜びに浸りたいと思っています(笑)。