JKI王者・狂平がWBCムエタイ王座戴冠で2冠王者に=NJKF
WBCムエタイ日本王座戴冠で2冠王者となったJKI王者・狂平 【長谷川亮】
メーンイベントは前王者の返上により空位となったWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座決定戦。NJKF同級王者の大和大地とJKI同級王者・狂平による、チャンピオン同士のタイトルマッチとなった。
3RTKOで大和大地の若き野望を砕く
NJKF王者・大和大地をヒジで切り裂き王者対決を制した狂平(左) 【長谷川亮】
早くも初回からローを効かせると、大地は2Rに入ってもこの攻めを続行。このまま大地ペースで試合は進むかに思われたが、ここで狂平が右ヒジを振るって大地の左眉周辺をカット。
傷は縦に長く、大地は焦りもあったか打ち合いに臨むが、狂平が乱戦となると強さを発揮し大地を押していく。2R終盤、3R序盤と大地を打ち合いに巻き込んだ狂平は大地の傷をさらに開かせ、2度目のドクターチェックで試合はストップ(3R0分48秒、TKO)。
9月22日にJKI王座を防衛し、今大会に緊急出場となった狂平だが勝負強さを見せ、大地の若き野望を砕き2冠王者に輝いた。
桜井洋平の愛弟子が無敗で新王者に
無敗のままNJKFバンタム級王座戴冠を達成した白井 【長谷川亮】
バンタム級では2010年に引退したNJKFの元エース・桜井洋平が指導する白井周作(Bombo Freely)がプロ9戦目にして無敗のまま戴冠を達成(9戦8勝1分)。不器用ながら粘り強い戦いを見せる白井はまだKO勝利がないものの、王者となりながら未完成さを感じさせ、今後どのように化けるか期待を抱かせた。
その他、大会の全試合結果は以下の通り。
■「NJKF 2013 7th」
10月14日(月・祝) 東京・後楽園ホール
<第10試合 WBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座決定戦 3分5R>
○狂平(武勇会/JIK王者)
(3R0分48秒 TKO)
●大和大地(大和ジム/NJKF王者)
※狂平が新王者に輝く
<第9試合 NJKFスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R>
○TOMOYUKI(センチャイムエタイジム/1位)
(判定3−0※50−47、49−47、50−47)
●山本“バッファ”弘樹(大和ジム/3位)
※TOMOYUKIが新王者に輝く
<第8試合 NJKFバンタム級王座決定戦 3分5R>
○白井周作(Bombo Freely/1位)
(判定3−0※50−48、50−47、50−47)
●RISING一治(誠至会/3位)
※白井が新王者に輝く
<第7試合 63kg契約 3分3R>
○翔センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFライト級1位)
(判定3−0※29−27、29−27、30−27)
●高橋誠治(東京町田金子ジム/NJKFスーパーライト級王者)
<第6試合 フライ級 3分3R>
○ニモ(キングジム/NJKF1位)
(判定2−0※30−30、29−28、30−29)
●矢島直哉(はまっこムエタイジム/WPMF日本3位)
<第5試合 スーパーフェザー級 3分3R(延長1R)>
○鈴木翔也(OGUNI GYM/NJKF2位)
(判定3−0※29−28、30−29、30−29)
●竜宜(誠至会/NJKF3位)
<第4試合 スーパーライト級 3分3R(延長1R)>
○須釜和成(拳粋会/NJKF1位)
(判定3−0※30−28、30−28、29−27)
●マリモー(キングジム/NJKF3位)
<第3試合 56kg契約 3分3R>
○阿羅斗(E.S.G/NJKFフェザー級5位)
(判定3−0※30−29、30−29、30−29)
●金子貴幸(GANGAジム/NJKFスーパーバンタム級3位)
<第2試合 スーパーフェザー級 3分3R>
○松永尚恭(東京町田金子ジム/NJKF6位)
(判定3−0※29−27、29−27、30−28)
●鶴谷 剛(OGUNI GYM/NJKF4位)
※鶴谷が計量オーバーにより減点1、グローブハンデありでスタート
<第1試合 62.5kg契約 3分3R>
○カズ宮澤(PITジム/NJKFスーパーライト級7位)
(判定3−0※29−28、29−28、29−28)
●田中洸幸(VERTEX)
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