「『長与千種』で動揺、あとは自分次第」
仙台女子プロレス花月 独占インタビュー
仙台女子プロレス10.17後楽園大会、世代闘争の発端となった花月に独占インタビュー
仙台女子プロレス10.17後楽園大会、世代闘争の発端となった花月に独占インタビュー【スポーツナビ】

 女子プロレスの未来を創る“新星”たちが、女子プロレスの歴史を作ってきた“重鎮”たちとの世代闘争へ――。

 仙台女子プロレスは10月17日(木)に2年ぶり2度目の後楽園ホール大会を開催。そのメーンには「超世代闘争【新星VS重鎮】シングルマッチ勝ち抜き戦8vs8」として、アジャ・コング、豊田真奈美らの“重鎮”レジェンドレスラーに対し、花月、世IV虎らの“新星”若手レスラーが1対1のシングルマッチによる勝ち抜き戦で“世代闘争”を行うことになる。


 その戦いの発端となったのが仙台女子プロレスの花月。「ベテランは引退してもらう」「里村さんのすべてを知るレジェンドに教えを請いたい」と発言し、重鎮たちへの挑戦状をたたきつけた。しかし、8月30日の仙台女子・新宿FACE大会では、アジャ、豊田、浜田文子、ダイナマイト関西の前に撃沈。そして師匠でもある里村明衣子からの提案で今回の世代闘争が決まった。


 大会を間近に控えた今、花月は何を思うか? スポーツナビは独占インタビューを行った。(取材日:10月4日)

重鎮たちに“守られている”状況が嫌

『冬の時代』を経験すべきだと話す花月。そのためには“重鎮”たちをしなければと言うが……
『冬の時代』を経験すべきだと話す花月。そのためには“重鎮”たちをしなければと言うが……【スポーツナビ】

――いよいよ仙台女子2度目の後楽園大会が近づいてきました。今回は“重鎮”と呼ばれる選手との戦いになりますが、まずその経緯を教えてください。


花月 私は自分たちの時代を創りたいんです。いつまでも頼っているようじゃダメだなと。

 相手となるアジャ・コング、豊田真奈美らは、やっぱりクラッシュギャルズが辞めてから、『冬の時代』を積み重ねて、今の重鎮になってきているんですよ。

 自分たちの時代を築くには『冬の時代』を経験しないと一流の選手にはなれないですし、自分たちで築くこともできない。だから、重鎮選手たちには今の女子プロレスから立ち退いてもらおうと思って、そのような発言をしました。


――なるほど。目立つ選手を退けて、『冬の時代』、焼け野原のような状態にしたいと。


花月 ある意味、私たちは守られていると思うんですよね。仙台だと地方だから、やっぱり認知度が高い人はそれだけで、『あ、アジャ・コングが来るんだ。神取忍が来るんだ』ってなるんですよ。それが悔しい。


――その悔しさは自分たちが頑張っているのに目立たない、という部分で?


花月 いや、目立つ目立たないじゃなくて、一番は自分たちがその人たちを超えられていない、というところに悔しさがあります。自分たちの時代を創って、自分たちが一番になりたい。自分が一番になりたいんですけど、結局、この人たちがいなかったら女子プロレスが低迷しているよねって言われて、その人たちに守られているというのが嫌なんです。

里村世代も超えられない壁を超えるため、レジェンドを呼ぶ

――そうなると今回は自分にスポットを向かせるための戦いになるとも思いますが、そのために花月さん自身が取り組んでいることは何ですか?


花月 やっぱり大きなことを口に出すことですかね。(笑)

 この大会もテーマが『大変革』となっていますけど、大変革を起こすのは自分だよと。これは昨年からずっと、思っていることを口に出してきました。


 ただ結果を残せていないと言うのが現状。でも、この日こそはと思っています。そこでちょっと前からレジェンドの方に、『助けて下さい』ではないですけど、『力を貸して欲しい』ということで、自ら訴えました。そして今、やっと動いて下さった。


――レジェンドというのが長与千種さんですね。長与さんと言えば、花月さんの師匠でもある里村さんの師匠であります。里村さんに相談せず、長与さんにアプローチしたというのは、里村さんを超えるためのアプローチだった?


花月 自分の目標に里村明衣子を倒してトップに立ちたいと言うのがあります。それは自分の最終目的の一歩手前です。時代を変え、自分たちの時代を創るにはアジャ・コングらの世代を超えないといけない、倒さないといけないんです。でも今の里村明衣子たちもアジャ・コングたちの世代に勝っているかと言ったら、勝ててないんですよね。


――そこはアジャさんも言っていました。里村さんたちとの世代闘争はあったけれど、負けなかったと。完全な意味では超えられていないという話でした。


花月 だから里村明衣子は師匠ですけれども、付いて行っても意味がない。だったらあの人に、全部を知り尽くしているあの人に、お願いするしかないと思って行きついたのが理由です。

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