J特別指定選手、長澤が語る大学の強み=横浜FMで感じたプロ選手との差

竹中 玲央奈 (CSPark)

「緊張感や精神面の部分が全然違う」

長澤はさらにステップアップするためのプラスアルファを求め、横浜FMの特別指定選手となることを決めた 【CSPark】

――日本を代表する選手から得られるものはどういったものでしょうか?

 高校から大学に行くときもそうだと思うんですけど、サッカーにおいて、すべてのレベルが1つ上がるんです。決して専修の環境が悪いというわけではないんですけど、たとえば高校を卒業したばかりの大学1年生と一緒に練習するのと、プロで何年もやってきた選手たちと一緒に練習するのでは、緊張感や精神面の部分が全然違います。そういう点では専修では味わえない、良い経験を味わえます。ナビスコ(ヤマザキナビスコカップ)で1試合に出たんですけど、負けている状況で残り20分からの出場でした。そこで、何もできず悔しい気持ちはありましたね。ただそこで、今までJリーグは完全にイメージでしかなかったものが、実際に試合に出てからより強く意識できるようになりましたね。

――プロ選手と同じ環境で練習をし、プロの試合も経験しました。プロになることも現実的に考えられる状況で、今後のキャリアプランをどう考えていますか?

 サッカー選手なら誰もが上を目指していると思います。なので、より高みを目指していきたいです。でも、自分はあまり上を見すぎているとうまくいかないところがあります(笑)。だから、“絶対にこうなってやるんだ”というのはないですね。今は専修で中心となってやらせてもらっていますけど、プロに行ったら壁にもあたるだろうし、その先にもいろいろあると思います。そのたびに自分の中で正しい判断をして、上の舞台に進むことができればと思います。

<了>

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著者プロフィール

1989年生まれのロンドン世代。大学在学時に八反田康平(現・清水エスパルス)に魅せられ関東大学サッカーの取材を始める。以降、毎週関東大学リーグの現場に足を運ぶだけでなく、遠方の練習場まで赴き取材をこなす。2012年度からはサッカー専門誌・エルゴラッソの湘南ベルマーレ担当としても活躍中。

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