過去2回とは違う、WBC米国ついに本気!? 名将トーリ「自信あり」
昨季本塁打王ブラウンを擁するWBC米国代表だが、“本気度”を感じるのはそこだけではない! 【Getty Images】
短期決戦向きの実力派ズラリ
投手と捕手以外のすべてのポジションを経験済みのゾブリストは昨季も二塁と遊撃、外野を守った。2年連続20本塁打を放った打撃も勝負強く、盗塁もできる。スロースターターなのが気がかりだが、短期決戦で存在感は増しそうだ。ブルームクイストはバントやエンドランが得意な選手。所属チームでも控えのため、途中出場に慣れており、試合終盤の大事な場面で渋い働きが期待できそう。シーズン開幕直前に各チームの主力を預かる監督は選手のコンディションにも注意を払う必要があり、途中交代は自然と増える。ユーティリティー・プレーヤーの存在が柔軟な選手起用を可能にしてくれる。
スムーズな継投は大きな武器となる
この他にも、昨季本塁打王のライアン・ブラウン外野手(ブリュワーズ)や首位打者3度のジョー・マウアー捕手(ツインズ)らがいる攻撃陣は強力。先発陣も昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したR.A.ディッキー(ブルージェイズ)と、同21勝のジオ・ゴンザレス(ナショナルズ)が軸。顔ぶれだけなら優勝候補の筆頭だろう。あとは開幕直前のこの時期にどれだけコンディションを整え、モチベーションを上げることができるか。
トーリ監督は「選手はしっかりと準備してくれると思っている。自信はある」。本番まで、あと1週間余り。米国の本気度がもうすぐ試される。
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