今回、五輪の代表になれて、うれしく思っています。ロンドン五輪では北京五輪から成長したところを発揮できればと思います。

　五輪のためにいろいろな経験を積めたと思うので、ロンドン五輪でベストのパフォーマンスを出せるように、けがをしないようにして、一日一日を大切に練習していきたいです。

　国内のレースでは最近は追う選手がいなかったんですけど、海外の大きなレースでは追う選手がいて、引っ張ってくれるので、自分が体感したことのないスピードで走れます。そういう選手の力を借りて、自分の力を伸ばせるようなレースがしたいです。挑戦者としてもすごく楽しみなので、気持ちの面からもベストなパフォーマンスが出せるんじゃないかと思います。これは目標にしているところでもあり、ロンドン五輪ではそういうのが必要だと思います。

　今回、五輪は初めての出場になります。海外の選手たちの中でしっかり積極的に戦って、１万メートルでの入賞を目標に、これから練習を積み重ねていきたいと思っています。

　日本選手権まではスタミナをつけるために、主に持久力強化をやってきたんですけど、これからスピードも求められてくると思うので、両方とも自信を持って臨めるように磨きをかけていきたいなと思います。

　私自身が世界を経験したことがあるのは、１５００メートルという違う種目になるんですけど、種目が違えど、今までアジア、世界でのプレッシャーだったり、その場の空気だったりを経験してきたので、ロンドンでは平常心と自分自身の走りに集中できるように、そこまで自信を持てる身体づくりをしていけたらと思います。メンタルにも目を向けてやっていきたいです。

＜了＞