可能性秘めた若い選手団で、いざロンドンへ ディーン「ワクワクしている」=陸上
男子100m:江里口匡史(大阪ガス)「自分の走りを突き通す」
初の五輪へ向け意気込みを語る男子100mの江里口 【スポーツナビ】
今後は五輪の舞台で発揮することを念頭に置いて、練習に取り組むことになります。具体的なプランとしては、100メートルでは最高速度が出ないと勝負にならないので、自分自身の持ち味である最高速度を出す。その走りを五輪の本番でできるかどうか、常に考えながら練習をやっていきたいと思います。
僕は自分が1着でゴールしているときに記録が出ることが多いんですが、世界の舞台で1着をとることは相当な実力がなければ厳しいです。負けて当然というわけではないですが、2着以下の順位であっても自分のベストな走りができるようなイメージを持たなければ戦えないと思っています。順位に関係なく、自分の走りを貫き通すこと。それを今後やっていかなければいけない点だと考えています。
男子200m:高瀬慧(富士通)「目標は準決勝以上」
日本では自分らしい走りができるんですが、海外に行くと周りの選手が強いので、そこで自分らしい走りをすることを昨年の世界選手権で学びました。200メートルでは前半からもっと積極的にいかないと海外では通用しないと思います。
五輪では緊張すると思うので、心構えをしっかりとしたいです。高平(慎士=富士通)選手は大先輩なのでいろいろ聞いて、相談します。今のいい流れに乗って頑張っていきたいと思います。
男子400m:金丸祐三(大塚製薬)「緻密に戦略を練る」
五輪へ向けて持ち合わせるべき、3つのことについて語った金丸 【スポーツナビ】
今まで経験してきたことがすごい力になっているので、その経験をもとにしてうまく調整して、決勝進出を目標にしているんですけど、そこに向けては材料はそろっているんじゃないかなと思います。それを自分がどう調理するかだと思うので、ベストな状態で臨めれば決勝も見えてくるんじゃないかと思います。
五輪では、100パーセントの力を出さなければまったく歯が立たないと思っています。そのためにまずは本番でベストな身体をつくること。そして強い心を持って臨むこと。それを冷静に俯瞰(ふかん)して分析できる自分を持つこと。その3つを持ち合わせて、この1カ月間、レースに臨む際に緻密に戦略を練ってやっていきたいです。その戦略が完成するときがロンドンの舞台であり、そういう自分を作れれば勝負ができるんじゃないかと思います。
男子やり投:ディーン元気(早大)「ワクワクしている」
初選出の男子やり投代表のディーン。父の祖国、英国でどんな投てきを見せるのか 【スポーツナビ】
具体的なプランとしては、冬季練習で積んできた身体のバネが少しなくなってきているかなと思うので、しっかり体力づくりをしていきます。レベルの上がった練習をするためにも、村上(幸史=スズキ浜松AC)さんと合宿をさせていただけたらと考えています。
僕は外国人とコミュニケ―ションが取れるので、世界ジュニア(選手権)のときに知り合いになったメンバーと再会して試合ができる楽しみもあります。フィンランド合宿に行かせてもらった際に、知り合いになれたメンバーも出てくるとうので、久しぶりの再会をして、わりとリラックスして挑めると思います。あとは特別なことは何もしなくても、場の空気にのまれなければ、平常心でいけるかなと思います。