浅尾美和らが新ユニホーム披露「黒は一番シンプル」=ビーチバレー

ビーチバレースタイル

年間シード勢が意気込みを語る

「JBVツアー2012」の記者発表会で各選手が意気込みを語った 【写真/ビーチバレースタイル】

 ビーチバレーの「JBVツアー2012」の記者発表会が4日、東京都内のホテルにて開催された。今シーズンから選手が着用するユニホームのデザインが一新。年間シード獲得チームは、シーズンを通して同じ色のユニホームを身にまとうことになった。

 女子は年間シードの浅尾美和(エスワン)・浦田景子(フリー)組ら、男子はロンドン五輪を目前にして再結成した白鳥勝浩(湘南ベルマーレ)・朝日健太郎(フォーバル)組らが出席した。

 日本代表女子チームの田中姿子(エコ計画)・溝江明香(産業能率大学)組、浦田聖子(千の花)・西堀健実(丸善食品工業)組、昨シーズンの男子年間チャンピオンの井上真弥(ペボニア・ボタニカ)・長谷川徳海(ペボニア・ボタニカ)組は、ロンドン五輪予選に向けてブラジルで強化合宿中のため、欠席となった。
 
 全9色ある中で「黒」のユニホームを身にまとい登場した浅尾は、「黒は一番シンプルだし強そうに見える色だと思った」。目標については、「昨シーズン、(楠原)千秋さんと試合に出て、千秋さんみたいにパートナーを活かせる選手になれば試合に勝てると強く思った。今シーズンは年間チャンピオンを目指したい」と悲願のJBVツアー初優勝に向けて意気込みを語った。

 男子で注目を集めたのは、5月下旬に予定されているロンドン五輪予選となる「アジア・コンチネンタルカップ」に参戦する白鳥・朝日組だ。「昨年末のアジアチャンピオンシップでの戦いを通して『高さ』が必要だと感じた」と白鳥が言えば、朝日も「2人のすべての力を出して勝ちたい。(ロンドン五輪行きの)一枚の切符を獲得するために人生を懸けて戦う」と決意表明した。

 以下、出席選手のコメントは次の通り。

青木・今井組 【写真/ビーチバレースタイル】

青木晋平(フリー)
「今シーズンは、勝たないといけないシーズン。とにかく『勝つ』ことを意識して練習に取り組んできました。攻撃力アップに取り組んできたので、五輪予選も含めてそこをどれだけ突き詰めて身に付けられるかが、ポイントになると思います」

今井啓介(フリー)
「今シーズンは体を作ること、ブロックの技術力アップに取り組んできました。その中でパートナーを活かせるようにしたいし、自分自身も活かしてもらえるようにという気持ちを重視してきました。僕は日本代表ですが一度もタイトルを獲っていないので、今シーズンは日本一を獲りたい」

朝日・白鳥組 【写真/ビーチバレースタイル】

朝日健太郎(フォーバル)
「今シーズンはロンドン五輪出場という大きな目標があり、そんな中で僕たちがビーチバレーの歴史を作らなければならないという強い想いで白鳥とのペアを復活しました。一年間のブランクはあるけれど、絶対的強さを維持して、新しい歴史を作るシーズンにしたい」

白鳥勝浩(湘南ベルマーレ)
「今シーズンは、久しぶりに朝日さんとペア結成することになりました。4月からワールドツアーブラジル大会、ポルトガル大会がありますが、いいカタチを作って、5月の開幕戦でも一発目から最高のパフォーマンスを出していきたい」

畑・日高組 【写真/ビーチバレースタイル】

畑信也(ペボニア・ボタニカ)
「オフシーズンは、ボディバランスを整えることを意識してきました。チームとしては、コミュニケーションを重視して練習してきました。今シーズンはユニフォームが変わったので、肉体美を武器にビーチバレーを盛り上げていきたいです」

日高裕次郎(フリー)
「今年は東日本大震災の復興元年。試合に出ることで被災地にパワーを送りたいし、最年少なので、元気を出してプレーしたい。畑選手と組むことによって日々勉強。とにかく迷惑をかけないようにやっていきたいと思います」

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著者プロフィール

2009年4月創刊。国内トップ選手の情報、大会レポート、技術指導、トレーニング論など、ビーチバレーを「見る」「やる」両方の視点から、役立つ情報が満載。雑誌のほかに、ビーチバレースタイルオンラインとして、WEBサイトでも大会速報、大会レポートなど、ビーチバレーに関する報道を行っている。

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