グアルディオラ監督「明日はぜひ自分たちの力をお見せしたい」=バルセロナ監督 準決勝アルサッド戦前日会見
日本のチームについてもさまざまな研究をした
日本に来ているのだから、彼にも出場チャンスはあると思う。できれば、もう少しこちらでプレーしてほしい。素晴らしい選手だし、強くて技術もあるので、非常に評価は高い。バルセロナのメンバーとしてプレーするのは簡単でないが、チームの中で非常に頑張っている。
――サントスと対戦する可能性があるわけだが、テレビで見る時間はあるか?
いろいろなチームが出場している。われわれはモンテレイの研究をしていたが、サントスも非常に頑張っているし、日本のチームについてもさまざまな研究をした。ホテルに帰ったら、すべての(対戦の)可能性があるチームの調査をしたい。これまで、いろんな情報を入手している。時間がなかったので、すべての試合は見ていないが、これから研究したい。
――ハビエル・マスチェラーノは負傷から戻ったか? スタメンはどうなるのか? サンチャゴ・ベルナベウでの試合(10日、レアル・マドリー戦)に出た選手を使うのか?
彼らはスタメンではない。スタメンになるためには、全員がそれぞれの試合で実力を出す必要がある。ペドロは頑張ったと思う。しかし、全員をピッチに出すのは難しい。15人でプレーするわけにはいかない。できるだけ大きなチャンスを選手に与えたい。わたしは次から次へと選手を代えているが、そのことで(できるだけ多くの)選手にチャンスを与えている。
――アルサッドと対戦するにあたり、一番の危険は何だと考えるているか教えてほしい
とても強いチームだと思う。スピードがあって強い。FWの選手が特に素晴らしく、非常にクオリティーも高い。DFが4人でも5人でも対応するし、左サイドの選手もいい。(ディフェンスラインは)時に4人、時に5人でプレーして、ボールコントロールも良く、15〜20メートルを素早く駆け上がる。MFも素晴らしいし、特にセントラルの選手がいい。長い距離を走れるし、プレスも掛かっている。なので、できるだけ彼らの間をこじ開けたいと思う。とにかく自分たちはボールを保持し、ポゼッションの機会を増やしたい。非常に伝統のあるチームだし、われわれに対して危険な相手だと思っている。決してたやすいチームではない。
一番心配なのは時差ぼけ、そして体調
CLに勝つことはなかなかたやすいことではない。準決勝や決勝では、非常に大変なチームと対戦する。南米のチームにとってもコパ・リベルタドーレスに優勝することはたやすいことではない。われわれは長年にわたり、さまざまなタイトルを勝ち取ってきた。自分にとっては(この大会は)今年最大のタイトルであると考えている。(国内)リーグのタイトルを獲得することも重要だが、この大会で優勝することも重要だ。CLとUEFA(欧州サッカー連盟)スーパーカップ、そしてスペインのリーグとスーパーカップ、これらのタイトルを取ることは重要だ。ただし、この大会も非常に重要だし、この大会に参加する資格を得ることも難しい。自分は今回、クラブW杯に出場できることを非常にうれしく思うし、勝利して帰国したい。明日はぜひ、自分たちの力をお見せしたい。これまでは体調を整えることに努力してきた。選手たちの集中力を高めることにも腐心してきた。ただ、時差ぼけが問題だ。朝の3時や5時に目が覚めてしまうので、そのあたりの調整が難しい。眠気を我慢するのが難しい。それでも(そうした困難に)打ち勝ちたいと思う。
――レアル・マドリーとの厳しい戦いの直後に来日したわけだが、明日の準備ができてない可能性はあるか?
レアル・マドリー戦はもはや過去のことだ。皆さんも結果をご存じのはずだ。マドリーの出来事は過ぎたこと。われわれは未来、すなわち明日のアルサッド戦に集中している。明日、アルサッドのレベルがどれくらいなのか、きちんと選手に話して、しっかり集中して試合をする。
――ビジャに何か特別な練習はさせているか?
いや、させていない。
――チームは100%の状況か?
一番心配なのは時差ぼけ、そして体調だ。昨日の練習では、皆いい状態だった。ひとりくらい調子が良くない選手もいたが、あとは非常にいい状況だ。おそらく明日は、非常に良い状態でピッチに入れると思う。準備についてだが、いろいろ社交辞令もあるだろうが、自分たちとしてはできるだけいいプレーをして、自分たちの本当の実力を見せたいと思う。とにかくプレーヤーの時差の調整ができて、ベストの状況になればと思っている。
<了>