グアルディオラ監督「明日はぜひ自分たちの力をお見せしたい」=バルセロナ監督 準決勝アルサッド戦前日会見

スポーツナビ

初戦を翌日に控え、記者会見するバルセロナのグアルディオラ監督=14日午後、日産スタジアム 【共同】

 クラブワールドカップ(W杯)に欧州代表で出場するバルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督は14日、準決勝のアルサッド戦を翌日に控え、試合会場となる横浜国際総合競技場で記者会見を行った。「われわれは全力を尽くすのみ」としながらも、コンディションについては時差ぼけを懸念材料として挙げた。
 この試合の勝者が、18日の決勝戦でサントスと対戦する。

サッカーというのは何が起こるか分からない

――このタイトルについて、どうとらえているか? リベンジと考えているか?(編注:2006年の日本大会で優勝を逃した経験がある)

 わたしは全部忘れていた。われわれは歴史的な試合を見た。リベンジというのは、決していいモチベーションではないと思う。ここにいるのは、自分たちで参加資格を勝ち取ったからだ。決勝に行くために頑張るだけだ。明日は準決勝だが、前回とは違ったものをお見せできればと思う。

――あなた方にとって、準決勝はどれくらい重要なのか?

 クラブW杯の決勝に進むのは極めて重要だ。カタールのチーム(アルサッド)も参加しているが、いろんな国の人たちが試合をテレビで見ていて、世界中の人々にとっても重要(な大会)だと思う。われわれも(過去の大会を)テレビで見ていた。

――今回、バルサは優勝候補だが、プレーヤー間の信頼関係はどうか?

 1年半くらい、いつも勝たないといけないという思いに突き動かされていた。その期待に十分に応えられたのではないかと思う。とにかくゲームに集中したいと思う。カタールの選手たちも素晴らしい。とにかく選手たちにはピッチで頑張ってほしい。(アルサッドの)フォサッティ監督は素晴らしい監督で、さまざまな戦術を持っている。われわれも今はさまざまなシステムを持っているので、相手の出方を見て頑張りたいと思っている。アフリカ代表(エスペランス)との試合も見た。去年はサプライズがあった。今年もそうかもしれない。一発勝負なので、90分で何が起こるかは分からない。去年のゴール(編注:マゼンベ対インテルナシオナルの試合)もそうだ。2年前のメキシコチームの試合(編注:準決勝でバルセロナと対戦したアトランテが先制、結果は3−1でバルセロナの勝利)もあったし、サッカーというのは何が起こるか分からない。われわれは、目前の試合に責任を果たすだけだ。ただ言えるのは、2年ぶりにこの大会に臨めることを、とてもうれしく思っているということだ。

――2年前、アブダビで初めてこのタイトルを獲得した。今回、もう一度チャンピオンの可能性がある

 自分たちにとっては名誉だと思っている。長い間、タイトルをキープすることは難しい。今回、この権利を勝ち取って大会に臨んでいるので、自分たち自身のことを誇りに思っている。タイトルうんぬんというよりも、タイトルが取れるレベルに自分たちのパフォーマンスを上げていった、その努力を評価したい。今回チャンスがあるわけだが、ぜひファイナルに進みたい。明日は(そのために)頑張りたい。明日の試合が終わってから、次のファイナルについてもコメントできると思う。アルサッドは本当に素晴らしいチームだと思う。アジアのチャンピオンとして、今回出場しているので、彼らがファイナルに行ってもおかしくない。われわれは全力を尽くすのみだ。

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