デル・リオ王座返り咲き……だが襲撃者によるまさかの展開=WWE「ヘル・イン・ア・セル」
■混戦のトリプルスレット戦の末に……
RAWの最高峰WWE王座はヘル・イン・ア・セルにくわえて(王者以外から勝利してもタイトルが移動する)トリプルスレット形式となった。試合は、シナとパンクが序盤からデル・リオに照準を定めて攻めこむ展開となったが、3人は共闘を思わせながらも、隙あらば相手構わず攻め込み、素早くカバーを狙っていくという、トリプルスレット形式ならではのスリリングな戦いを繰り広げた。また、ヘル・イン・ア・セルは事実上のノーDQ形式ということもあり、テーブルやイスが持ち出されて攻防は過激さを増した。
試合を大きく動かしたのは出場した3人ではなく、デル・リオの専属リングアナウンサー、リカルド・ロドリゲスだった。彼はセルの扉の錠を開け、STFでデル・リオを仕留めていたシナを妨害。結局、シナのAAでセル外へ投げ出されたが、デル・リオはリカルドが持ち込んだ鉛パイプでシナを殴打、シナをセル外へ追い出して内側から錠をかけてしまった。デル・リオはパンクにもパイプ攻撃を加えてピンフォール勝ちを収めてWWE王者に返り咲いた。
まさかの襲撃……!
セルがこじあけられると、ミズとR−トゥルースは素早く投降してしまった。手錠がかけられ、おとなしく警察に連行されていた2人だったが、トリプルHが殴りかかって場内を騒然とさせた。大混沌の中でPPVは幕を下ろしたが、次回のRAW以降、どんな展開が繰り広げられるのか必見だ!
世界一の怪力、再度ランディを下す!
ランディはヘンリーのフィニッシュを金網へよじ登って脱出し、DDTを成功させ、ついにRKOでヘンリーを沈めた。しかし、ヘンリーにカバーを跳ね返されてしまい、ランディは驚きながらもうつ伏せになったヘンリーの姿勢を見るや、目付きを変えてパントキックを狙ったが、ヘンリーは立ち上がってランディをキャッチ、ワールズ・ストロンゲスト・スラムで沈めて勝利をもぎ取った。
試合後、ヘンリーはランディを”苦痛の殿堂”へ送るべく、イスを使った足折りを狙ったが、ランディはチェアショットで逆襲し、ヘンリーを退散させた。
ほかの試合結果は以下のとおり。
<7試合目 ヘル・イン・ア・セル形式トリプルスレットWWE王座戦>
○アルベルト・デル・リオ
●CMパンク、ジョン・シナ
※デル・リオが新WWE王者に
<6試合目 ディーバズ王座選手権>
○ベス・フェニックス
●ケリー・ケリー
※ベスが新ディーバズ王者に
<5試合目 インターコンチネンタル王座選手権>
○コーディ・ローズ
●ジョン・モリソン
※コーディが王座防衛に成功
<4試合目 ヘル・イン・ア・セル形式世界ヘビー級王座選手権>
○マーク・ヘンリー
●ランディ・オートン
※ヘンリーが王座防衛に成功
<3試合目 WWEタッグ王座選手権>
○エア・ブーム(エヴァン・ボーン&コフィ・キングストン)
●ジャック・スワガー&ドルフ・ジグラー
※エア・ブームが王座防衛に成功
<2試合目>
○シン・カラ1号
●シン・カラ2号
<1試合目>
○シェーマス
●クリスチャン
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